エストニアの手編みこもの―キヒヌ島に残る伝統的なニットと手仕事

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  • サイズ B5判/ページ数 160p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784416314203
  • NDC分類 594.3
  • Cコード C5077

出版社内容情報

エストニアの伝統文化が色濃く残るキヒヌ島。本書ではこの地の女性たちが作る繊細な編み物と手仕事の数々を作り方とともに紹介。

エストニアの南西に浮かぶキヒヌ島は、この国の伝統文化を色濃く残す特別な場所。ユネスコの無形文化遺産にも登録され、人々には「生きた博物館」と呼ばれています。
本書ではこの地を訪れ、女性たちが作る繊細な編み物と丁寧な手仕事の数々を取材。美しい自然と民族衣装に身を包む女性たちの姿とともに、日々の暮らしで使えるニットと小物を紹介します。
編み方のポイント・テクニックや博物館の所蔵品も必見です。
1:エストニア・キヒヌ島を訪ねて 
2:キヒヌ島の女性たち ?帽子、ミトン、グローブ…伝統の編み物の作り手たち 
3:キヒヌミュージアム?キヒヌの歴史と所蔵品 
4:作品&How to make 
5:ポイントテクニック 
6:キヒヌ島インフォメーション

【著者紹介】
中田 早苗:手芸関連の雑誌、書籍を中心にフリーランスのエディター、ライターとして活動。初心者に向けたニット本や「世界のかわいい編み物」「ラトビアの手編みミトン」の編集を手掛ける。

内容説明

舞台はエストニアの「生きた博物館」と呼ばれるキヒヌ島。この島の女性達は、誰もが伝統のスカート・クルトをはき、手仕事に満ちた豊かな暮らしを続けている。なかでも精微な編み込み模様の編み物は素晴らしく、名人と呼ばれる5人のおばあちゃん達は、おおらかな笑顔とともに匠の技を披露してくれた。本書では、キヒヌ島で出合った素晴らしい手作りの数々を、日々の暮らしと美しい景色に触れながら紹介する。

目次

エストニア キヒヌ島を訪ねて(バルト海に浮かぶ伝統の島;キヒヌ島の歴史と暮らし;素晴らしき女性の手仕事;受け継がれる歌と踊り)
編み物名人、5人の女性(ロフエッラさん;パルナヴェロニカさん;クラガエルヴィさん;カリュエルヴィさん;アルマローシさん)
キヒヌ博物館(博物館コレクション)
キヒヌ聖ニコラス教会
エストニアの手編みこもの 編み方(ポイントプロセス;編み方の基本)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

29
表紙の女性の笑顔にふらふらつられて読みはじめ、繊細な手仕事にうっとり。北国の手仕事の多くは、冬場閉鎖された空間にいる時間を楽しむために進化したのではないか、と思います。美しい手仕事は愛する人を慰め、様々な色彩は春への期待を高めたことでしょう。「作る」という行為にこめられた伝承や個人の感覚に敬意をおぼえながら眺めました。旅に出た気持ちになれる素晴らしい一冊です。2019/11/07

belle

5
バルト海に浮かぶ小さな島。そのキヒヌという島を知るきっかけは老若問わず女性たちが穿くスカートだった。色鮮やかに織られたクルトと呼ばれるそれを初めて見た時は目が釘付けになった。この本では伝統のミトンを中心に島の歴史や手仕事の名人たちと作品を写真いっぱいで紹介している。花やかな色や柄が大好きな私には眼福。男と女、というより人間同士が支え合う暮らし。今やIT大国のエストニアだが、手の仕事はずっと生きるよね、と明るい笑顔に刺激され、この冬も毛糸を編もう。2021/01/05

timeturner

5
おばあちゃんたちの服のコーディネートがすごく可愛い。クルト、買ってくればよかったなあ。2016/09/23

ちびのミイ

1
この島の女性は、編み物などの手仕事を愛し、愛らしい民族衣装を普段から着こなします。その素朴で、温かな生活には私たちが手放してしまった、人間らしい毎日があるのです。以前テレビで見てから気になっていたキヌヒ島。手仕事の作品やおばあちゃんの笑顔に心和みます。大事にゆっくり読みたい一冊です。2016/04/19

kei

0
☆☆☆☆2015/03/20

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