陶芸・さや鉢焼成の基本と応用―電気窯・灯油窯・ガス窯による

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  • サイズ B5判/ページ数 141p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416311240
  • NDC分類 751
  • Cコード C2072

出版社内容情報

陶芸の窯道具の一つである「さや鉢」を利用した緋襷、炭化、ビードロなどの焼成方法を解説した「さや鉢焼成技法書」

薪窯(登り窯、あな窯)で使用されてきた窯道具の一つに「さや鉢」があります。本来は、薪窯で発生する灰から器物をしゃ断するために使用されてきました。しかし、現代では、灰の発生しない電気窯、灯油窯、ガス窯で焼成することが多くなっています。現代では、そのさや鉢の使用を逆手にとって、さや鉢の中に炭・わら・籾殻を入れて、電気窯・灯油窯・ガス窯で焼成すると薪窯でしか焼くことができなかった緋襷、焼焦げ、炭化、ビードロ、さらに、それ以上の変化つまり、窯変を狙うこともできます。本書では、備前、信楽、伊賀などの伝統的な器の成形ポイントに加え、炭化が映える色化粧土や白マット釉による装飾方法も紹介しています。炭・わら・籾殻の量と位置を自由にアレンジし、重厚な雰囲気のワンランク上の作品をつくることができます。さや鉢焼成を目指している、陶芸愛好家および陶芸家の要望に応えることができる内容です。

・さや鉢に必要な材料、窯材、道具の紹介
・窯詰め・焼成・窯出しの紹介
・伝統的な焼締焼成のやり方
  緋襷水指、練上炭化花器、備前焼締板皿、伊賀ビードロ筒花入、
  色化粧炭化四方皿、白マット釉マグカップ
・炭化焼成のやり方(3種ほど新規作品例を追加します)

【著者紹介】
陶芸ファン必読のムック季刊『陶工房』の実力作家、ライター構成による『陶工房』編集部編です。

目次

1 緋襷水指
2 練込炭化花器
3 古信楽壺
4 備前焼締板皿
5 伊賀ビードロ筒花入
6 備前焼締花入
7 色化粧炭化四方皿
8 白マット釉炭化マグカップ
9 灰釉白化粧一輪差
10 抜蝋釉化粧幾何学文ビアマグ
灰釉焼締小鉢

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