出版社内容情報
「ベテルギウス」、「デネブ」など現在使用される「星の名前」は誰がいつ付けたのか? 星の名称の由来と歴史をわかりやすく紹介。
「ベテルギウス」、「デネブ」、「アルタイル」などの「星の名前」は誰がいつ付けたのか? 本書では星の名称の由来と歴史をわかりやすく紹介します。
現在一般的に使われる星の名称は、アラビア語起源のものが多くあります。
古代エジプト・メソポタミアで生まれた星座神話がアラビア世界に伝わり、その時代に星々の一つ一つに名前が付けられました。
アラビア語の星の名前が、どのようにしてその後の世界に伝わり、現代まで受け継がれたのか、その歴史的な変遷をたどります。
著者はエジプト考古学の第一人者であり、天文ファンでもある早稲田大学エジプト学研究所所長の近藤二郎氏。
月刊天文ガイドの長期連載「古代オリエントの天文学-イスラーム星物語」連載をベースに新たに新編を書き下ろし、豊富な資料を加えて構成しました。
星の名前、星座神話に興味をお持ちの方に最適な一冊です。
星の名前のはじまり/星座神話のはじまり/古代エジプトの星座と古代メソポタミアの星座/アラビアに伝わった星座神話/アラビアで発達した天文学/ヨーロッパ世界に伝わったアラビアの科学/ギリシアの星座神話とアラビアの星座/星の名前の語源と変遷/図で見るアラビアの黄道12星座
【著者紹介】
1951年東京都生まれ。早稲田大学エジプト学研究所所長。早稲田大学文学学術院教授。専攻はエジプト学、考古学。エジプト考古学者として長年にわたり「王家の谷」などの遺跡調査・研究に携わる。また、幼少の頃より流星の観測や天体軌道計算などに取り組む、熱心なアマチュア天文ファン。近年は考古学研究の成果と天文ファンとしての知識を活かし、星座と星座神話の考古学的研究を「月刊天文ガイド」で長期連載。著書に『わかってきた星座神話の起源-エジプト・ナイルの星座』、『わかってきた星座神話の起源-古代メソポタミアの星座』(ともに誠文堂新光社)ほか、エジプト学、考古学関係の書籍を多数刊行。
目次
第1章 アラビアの天文学(アラブ世界に伝承されたギリシア天文学;イスラームの暦と天文学)
第2章 冬の星座と星名(オリオン座の星ぼしの名前;オリオン座の周囲の星座)
第3章 春の星座と星名(春の星座;北天の星座)
第4章 夏の星座と星名(夏の星座;夏の大三角形の星座)
第5章 秋の星座と星名(エチオピア王家の星座;そのほかの秋の星座)
第6章 星ぼしのアラビア語名(主要な星ぼしのアラビア語名;アラビア語起源の星名の研究)
著者等紹介
近藤二郎[コンドウジロウ]
1951年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学エジプト学研究所所長。専攻はエジプト学、考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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