出版社内容情報
海辺に暮らす生き物たちの生態を、写真とその解説を通して紹介し、「海」という環境でさまざまな生き物がいきていることがわかる本。
企画背景として、平成20年、24年から施行される新学習指導要領の中で、小学生、中学生の理科指導の大きなテーマに「生きる力」という題目がある。その目標には「自然に親しみ、見通しを持って観察、実験などを行い、?自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図り、科学的な見方や考え方を養う」と記されている。また、小学校6年生の単元では「生物と環境」がありそこでは、「映像や図書資料などを活用しながら興味・関心を持たせ、生物が周囲の環境の影響を受けたり、関わり合ったりして生きているということをとらえるようにする」とその目的が記されている。
本書では、「海辺」という環境に親しみを持ってもらい、その中でも特徴のある浅瀬やゴロタ岩やタイドプール等を紹介しつつ、そこに暮らす生き物の生態の観察の写真と解説を通して、環境と生命を意識してもらえるようにする。
第1章 海辺の環境、第2章 海中の生き物?箱めがねや水中メガネで見られる生き物の生態(群れで泳ぐ、南からやってきた群れ、何のために群れをつくるか、他)、第3章 潮間帯の磯で見られる生き物の生態(飛沫帯の生き物、潮だまりで見られる生き物の生態、他)、第4章 生きるための知恵、第5章 磯で観察しよう(潮の満ち引き、天気の読み方、観察に適した場所とは、他)
【著者紹介】
1956年東京都に生まれる。法政大学社会学部社会学科在学中、同大学アクアダイビングクラブに所属し、ダイビングと水中写真をはじめる。 そして在学中から伊豆海洋公園ダイビングセンターに通い益田一氏に師事する。 卒業後、日本水中映像株式会社にて、テレビ、映画などの撮影に従事。 その後、株式会社益田海洋プロダクション映像部にて、ビデオ・出版物の制作を担当する。 1989年よりフリーの写真家となる。「海の生き物の生態」をメインテーマに、スチール写真やビデオにより海洋生物の撮影に専念する。 現在、東京都港区在住。伊豆高原の撮影スタジオを中心に、伊豆半島の東海岸を主なフィールドとして活動している。
目次
第1章 海辺の環境(岩磯;砂浜 ほか)
第2章 潮間帯の生き物(潮間帯はこんな場所;海の生き物のつながり ほか)
第3章 海中の生き物(魚たちのライフスタイル;海中住所録)
第4章 生きるための知恵(食べるための知恵;食べられないための知恵)
付録 海に行ってみよう!(計画を立てる;海辺に着いたら ほか)
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