アートディレクションの「型」。―デザインを伝わるものにする30のルール

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アートディレクションの「型」。―デザインを伝わるものにする30のルール

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784416115015
  • NDC分類 674.3
  • Cコード C0070

出版社内容情報

デザインを使って世の中を動かす「アートディレクション」の基本を学ぶ。ビジュアルコミュニケーション時代の新しい教科書。

コピーライターが言葉で話すように、
アートディレクターは「絵で話す」──。

アートディレションとは、さまざまな課題をデザインやビジュアルを使って解決する営みのこと。
それだけにアートディレクターには、けっして的をはずすことなく、適切にデザインやビジュアルを使いこなす「目と思考力と実行力」が求められています。

本書は、そんな「目と思考力と実行力」のなかから、とくに重要なものを「アートディレクションの型」として30個ピックアップ。
サントリー「ボス」や「北陸新幹線開業キャンペーン」、バザールでござーるなどのヒット広告で知られる、人気アートディレクターの水口克夫氏が解説しました。

どうすれば、ビジュアルで「伝える」ことができるようになるのか。
どうすれば、人びとの気持ちを動かせるデザインをつくれるのか。
どうすれば、自分の実力以上の表現を生み出すことができるようになるのか。

ただ美しいだけではなく、「ささる」「伝わる」デザインとはなにかを学べる1冊。
アートレディレクターをめざす人や、より機能するデザインをつくりたい人はもちろん、ビジュアルコミュニケーションを扱う広告制作者やマーケターにもおすすめです。

【目次】

・はじめに

・第1章「つくる」の型  
神さまの視点、アリの視点。/「?」と「!」をつくる。/絵で話す。/捨てる。/使ってもらう。/ノイズを入れる。/否定する。/得意技をもつ。/解像度にこだわる。/地の利を活かす。/つなぐ。

・第2章「かたる」の型
訴える。/「いまなら新しい」を探す。/切り取る。/ハードではなく、ソフト。/なりきる。/気分の空白を埋める。/商品から逃げない。/言葉を使う。/裏切る。/幸せの提案。

・第3章「すすめる」の型
鮮度を落とさない。/現場力。/才能を借りる。/才能を和える。/共犯者になる。/非日常化する。/飛び出す。/軸足を活かす。/サービスに徹する。/ケーススタディ:北陸新幹線開業キャンペーンの場合

・おわりに──問診する。

【著者紹介】
水口 克夫(みずぐちかつお):ホッチキス代表取締役社長、アートディレクター1964年、金沢市生まれ。金沢美術工芸大学卒。電通入社後、アートディレクターとしてさまざまな分野のプロジェクトにたずさわったのち、2003年にシンガタ設立に参加。2012年には独立してホッチキスを設立。NEC「バザールでござーる」シリーズやJR東日本「北陸新幹線開業キャンペーン」、サントリー「ボス」「響」、全日空、明光義塾など数多くのヒット広告の制作やブランディングを手がけている。著書に『バザールでござーるの小冒険』(佐藤雅彦、内野真澄と共著)、『ぞうぼうし パオ』(小西利行と共著)がある。

内容説明

コピーライターは言葉で話し、アートディレクターは絵で話す。サントリー「ボス」、北陸新幹線、「バザールでござーる」などを手がけた人気アートディレクターによるアートディレクションの教科書。

目次

第1章 「つくる」の型(神さまの視点、アリの視点。;「?」と「!」をつくる。;絵で話す。 ほか)
第2章 「かたる」の型(訴える。;「いまなら新しい」を探す。;切り取る。 ほか)
第3章 「すすめる」の型(鮮度を落とさない。;現場力。;才能を借りる。 ほか)

著者等紹介

水口克夫[ミズグチカツオ]
ホッチキス代表取締役社長、アートディレクター。1964年、金沢市生まれ。金沢美術工芸大学卒。電通入社後、アートディレクターとしてさまざまな分野のプロジェクトにたずさわったのち、2003年にシンガタ設立に参加。2012年には独立してホッチキスを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

56
NECの「バザールでござーる」、サントリーの「Boss」など数多くのヒット広告を手掛けたアートディレクターの水口克夫さんが、自身の仕事について語った本。アートディレクションは「広告、グラフィックデザイン、装幀、パッケージ、インタラクティブ、映像、環境・空間などにおいて、主に視覚的表現手段を計画し、総括、監督する」ことである。水口さんは、これを「箱の“鍵穴”を探して、手持ちの“鍵”で開けること」だという。「箱」は企業や商品の魅力、「鍵穴」は企業や商品が抱えている課題を解決する切り口、「鍵」はデザインや表現、2016/02/07

12
広告デザインを中心に書かれているけど、集団でクリエイトすること全般、おおきな意味では組織内でもここに書かれてあることは参考になると思って読んだ2016/02/12

nizimasu

6
電通から独立したホッチキスの水口さんのアートディレクター論。実はちょっと気になっていたクリエイティブの守破離を体験的に語っていて些末なことの積み重ねと成功体験の連続につきるのだなと思った次第。結局、過去の文脈をいかに繋げつつそれを多くの人に提示して驚かせることでクライアントの問題解決に繋げるということを丹念に解説しています。正直、ここまで手の内を明かしていていいのかしらと思いますが、手順ではなくどこまで愚直にできるのかというのを一流のクリエイターのエピソードを読んでいくとわかります。細部に魂が宿るも納得。2016/02/06

in_rainbows

5
これを読んだからといってアートディレクションができるようになるわけではないが、優秀なアートディレクターがどんなことを考えて仕事に臨んでいるかはわかる。非常に真摯な姿勢で書かれていて、素直に受け入れることが出来ます。2016/02/25

nariyomu

4
休み時間にさらっと読み。 この本、水口克夫さんのファンなら、これまでの水口さんの作品をまとめたエッセイつき作品集として楽しめるのだと思う。ただ、アートディレクションに悩むクリエイターが、自分のクリエイティブに活かせる「型」を探そうとして読む本として考えると、、、うーん。 本を作るにあたって、「水口さんの作品集をつくろう」→「ただの作品集ではつまらない」→「作品を30の型というキーワードで分類して掲載しよう」という作り手側の意向があったんじゃないかなぁ、と邪推してしまいました。2016/05/02

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