出版社内容情報
音楽愛好家のための常識を覆す「リスニングルーム」の新築・改築、設計・改造法。最新の実績結果を紹介・解説
原著『リスニングルームの音響学』が品切れとなり、刊行から5年ほど経ったため、新たなリスニングルームの施工例の紹介と改造編を増補する。原著162頁から78頁増の予定。原著は新築のための設計方法がメインだったが、読者からは既存の部屋の改造を望む声が高いため(コスト面も含め)、新版では最新のシミュレーションソフトによる測定と解析、新吸音板による部屋の改造とスピーカーのセッティング法のポイントを詳しく解説する。?@アマチュア向けのリスニングルームの設計法は類書がなく、小ルームから夢の「大型」ルームまで新築5例を掲載?A現在の部屋でも、壁面の工夫、吸音パネル、スピーカーの再セッティングで、音をよくする改良点をわかりやすく解説?B共同執筆者の高橋が独自に開発した、だれでも手軽に使えるシミュレーションソフトの紹介と実践例。
第1章 リスニングルームの重要性
第2章 リスニングルームとスピーカーの関係
第3章 リスニングルームの室内音響
第4章 新石井式リスニングルーム
第5章 石井式リスニングルームの施工例
第6章 「良い音特性」の応用
第7章 リスニング特性の補正
第8章 ソフト制作とリスナーの関係
調音用パネルの使い方、スピーカーの配置法、部屋のサイズとスピーカーシステムの関係、スピーカー複数使用の勧め、リスニングルームとモニタールーム、最新シュミレーションソフトの紹介 ZANKYOほか。
【著者紹介】
石井伸一郎:1934年福島県生まれ,1957年、東北大学通信工学科卒。松下電器産業入社。スピーカー,オーディオアンプの設計に従事。昭和55(1980)年までスピーカーシステムの設計に従事。現在、オーディオルーム・コンサルタント。
目次
リスニングルームの重要性
リスニングルームとスピーカーの関係
リスニングルームの室内音響
新石井式リスニングルーム
リスニングルーム作りの具体的方法
石井式リスニングルームの施工例
完成した部屋の伝送特性の評価法
リスニングルームの音響設計
新しい吸音パネル
一般住宅の部屋の音響特性
「良い音楽性」の応用
部屋の中のスピーカーの特性
リスニング特性の構築と補正
部屋の大きさとスピーカーシステムの再生能力
リスニングルームとモニタールームの関係
非直方体室の特性
音響研究用に開発した各種ソフト
著者等紹介
石井伸一郎[イシイシンイチロウ]
昭和9年、福島県生まれ。昭和32年、東北大学通信工学科卒、松下電器産業(現パナソニック)入社。昭和40年までスピーカーユニットの設計に従事。昭和49年までオーディオアンプの設計に従事。昭和55年までスピーカーシステムの設計に従事。平成6年、同社退職。現在、オーディオルーム・コンサルタント
高橋賢一[タカハシケンイチ]
昭和20年、福島県生まれ。昭和48年、東北大学電気及び通信工学専攻修了、工学博士。松下電器産業(現パナソニック)入社。昭和63年までデジタルオーディオ開発に従事。平成12年まで画像音声圧縮技術開発に従事。平成16年までAVC研究所副所長、AVC知財センター所長を歴任。平成20年まで宮城県産業技術総合センター所長。現在、「音楽進学教室」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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