出版社内容情報
春になると日本に来て、軒下などに巣をつくるツバメのユニークな生態、行動の進化の謎にせまります。
春になると日本に渡って来て、人間の生活圏で営巣をして繁殖するツバメ。身近な生物ですが、実は渡り、繁殖行動など詳しいことはわかっていません。オス、メスで協力して巣を作り、仲良く子育てをするツバメですが、実は「浮気もの」で、同じ巣の中に父親が違う子ツバメがいることがあるのです。複数の夫を持つ妻は、夫のツバメを格付けし、その子への給餌も差別するという、ちょっとこわい行動をとることがあるようです。そんな謎めくツバメの生態、行動をわかりやすく紹介するとともに、科学的な考え方の基本についても著者の視点で語ります。
【著者紹介】
北村 亘:東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。電力中央研究所環境科学研究所特別研究員を経て、東京都市大学環境学部環境創生学科講師。東大の研究員時代からツバメをはじめ、野鳥の研究をしている。NPO法人リトルターン・プロジェクト理事長。コアジサシの繁殖、渡りなどの調査を行っている。
目次
1章 ツバメはどんな鳥?
2章 ツバメの1年
3章 意外と知らない、ツバメの謎
4章 調べてみよう
著者等紹介
北村亘[キタムラワタル]
1979年、千葉生まれ。専門は行動生態学・保全生物学・鳥類学。国際基督教大学教養学部を卒業後、東京大学大学院農学生命科学研究科において、ツバメの行動生態学を研究し、博士(農学)を取得。一般財団法人電力中央研究所の特別契約研究員を経て、現在は東京都市大学環境学部にて講師。NPO法人リトルターン・プロジェクトの代表として絶滅危惧種コアジサシの保護活動を行い、また、Liferbird代表として鳥類研究の普及と発展を目指す活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
しずのおだまき
mari
kubottar
Harash