出版社内容情報
地球にとってとても身近な月と太陽の動きから、天文学の最前線までをイラストや写真を使用してやさしく解説する。
本書は、小学生から理科で習う月と太陽の動きについて、イラストや写真を使用してわかりやすく解説する。月は、満ち欠けと位置の関係がはっきりしているため、天体の位置を学ぶ上でたいへん有効な自然の教育素材である。また太陽についても、私たちが生きていくために欠かすことのできないエネルギー源として、小学校の理科でも重要な項目となっている。本書は、そんな理科教育でも注目されている2つの天体について、最新の天文学の発見なども入れながら、ビジュアルで解説を行う。
月ってどんな天体? 月はいつ見える? 月が大きくなったり小さくなったりするのはなぜ?/旧暦の話/月と太陽はなぜ同じ大きさに見える?/月のクレータをのぞいてみよう/かぐやがとらえた月の詳細/太陽と地球の違いはなに? 月はなぜ燃えている?/黒点の不思議 /ひのでがとらえた太陽像/太陽の前を惑星が通る/太陽から炎が飛び出した!/コロナってなんだ/日食と月食について/他
【著者紹介】
国立天文台天文情報センター助教授/准教授。科学教育、天文教育を専門とし、天文や宇宙の分野の普及活動に努める。著書多数、テレビのサイエンスコメンテーターとしても活躍。
目次
第1章 太陽と月を知ろう(太陽と地球と月をくらべてみよう;太陽は恒星、月は衛星 ほか)
第2章 太陽ってどんな星?(燃える星、太陽;目に見える太陽と目に見えない太陽 ほか)
第3章 月ってどんな星?(宇宙のしくみを知る手がかり;月の形を調べてみよう ほか)
第4章 日食と月食について(日食とはどのようなものだろう;これからおこる主な日食 ほか)
著者等紹介
縣秀彦[アガタヒデヒコ]
自然科学研究機構国立天文台准教授、天文情報センター普及室長。1961年長野県生まれ。東京大学附属中学・高校教諭を経て現職。専門は天文教育(教育学博士)。日本天文学会天文教材委員長などを歴任。現在、日本科学教育学会理事、日本サイエンスコミュニケーション協会副会長。NHK高校講座やNHKラジオ深夜便にレギュラー出演中。研究テーマ:研究機関からの学校教育支援に関する実践的研究、科学コミュニケーションに関する研究、4次元デジタル宇宙プロジェクトなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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