内容説明
ヒットする商品名には、脳へ語りかける「音」の力がある。時代・年齢・性別から名前の秘密を探る。
目次
第1章 ヒットネーミングはどこからきて、どこへゆく?時代から名前の秘密を探る(脳の気分を知れば、ヒットは生み出せる!;髪はいつの時代も女の命です!? ほか)
第2章 高級ブランドから一流企業、美少女までうわさのアレやコレの人気をネーミングから斬る!(知れば知るほどおもしろい、高級ブランドの秘密?;ドラッグストアコスメにみる成功と失敗の音 ほか)
第3章 マックにマクドにコンビニ。気になっていた名前、人気の裏側を分析!(マックでは落ち着かない関西人;ついつい入ってしまうコンビニ ほか)
第4章 歴史の中にもヒットはある!憧れ、尊敬、興味…、みんなを虜にするあのヒト、アレコレ(男が憧れる、武蔵と小次郎のホントのところ;永遠のアイドル、その名も義経 ほか)
著者等紹介
黒川伊保子[クロカワイホコ]
感性アナリスト、随筆家。株式会社感性リサーチ代表取締役。倉敷芸術科学大学非常勤講師。コンピューターメーカーにて人工知能(AI)の開発に携わり、ロボットと人間の対話を研究。退社後、現在の会社を設立。脳機能論を用いた語感分析法の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うりぼう
50
この本に関わった内藤氏も参加した飲み会で佐藤さんにもらう。古今東西、歴史に残る名から、70年代から今までの流行りの名、関東・関西の地域による名、女子からおっさんまで年代による名など、脳の「音」の受け取り方と感性の変遷の分析がすごい。一つひとつの名前が発せられる時に舌、唇、歯、口腔がどう動き、脳にどう伝えられるかを見事に記述する。まさに「語感」のソムリエである。変化を求める脳が、15年毎に忠誠心、下克上、自己愛、自尊心の時代を経て60年で一巡し、その時代に主観や客観、個や社会がからむ。やっぱ姓名鑑定は大事。2011/06/21
Ayanosuke
2
時代によってヒットするネーミングは変わる、ということを色んなジャンルのネーミングを例に出して解説している本です。非常に興味深いのですが、毎回同じ説明の仕方で(この名前は~の子音が使われていて、それは口内でこう発音するから~な印象を与えて…)、丁寧で分かりやすいものの、少し退屈で、頭にはいりにくかったです。。。2011/05/28
クェーサー
1
確かに〜!と思う話満載。思うけど、それだけ感あり。 アヤナミレイやハツネミクは名前の語感からして既に美少女であるとか、W音は印象に残りにくいとか…創作の役に立ちそうな気もします。 てか自分の創作キャラで、何故か名前を覚えて貰えるキャラ覚えて貰えないキャラ、そして彼らの人気の差…微妙に思い当たる節があったり…語感怖ぇ〜。2011/05/30
やわとしょ
1
語感からみるネーミング。例示が続くので読み物としては少し退屈ですが、内容は面白い。素人がネーミングを考えるときは、語感が似た単語のイメージから考えるといいのかなと。マジョリカマジョルカ~2011/05/25
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