内容説明
心の中はナゾだらけ!考える子のための41のヒント!
目次
自分のナゾ(努力すれば、夢はかならずかなうの?;人の見た目って、どのくらい大事なの? ほか)
家族・友だちのナゾ(きょうだいと比べられるのは、ずっと続くの?;親にうまく気持ちが伝わらないのは、どうして? ほか)
ふしぎなナゾ(超能力って、本当にあるの?;きせきって、起こるよね? ほか)
学校・社会のナゾ(学校のあとに塾に行くなら、学校はなくていいんじゃない?;頭が良いって、どういうこと? ほか)
命・変わらないナゾ(どうして死ぬのはこわいの?;自分が死んだら、自分は消えちゃうの? ほか)
著者等紹介
土屋陽介[ツチヤヨウスケ]
千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程単位取得退学。専門は、子どもの哲学、哲学教育、現代哲学。現在、立教大学兼任講師、茨城大学・静岡大学非常勤講師。開智中学・高等学校で「哲学対話」を担当している。NPO法人「こども哲学おとな哲学アーダコーダ」理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きぬりん
1
小学校高学年用のP4C教材。自分の/家族・友だちの/ふしぎな/学校・社会の/命・変わらないナゾという5部構成で、各部毎に7〜9個のナゾ=問いが取り上げられ、そのナゾをめぐる解説が施されている。ナゾは必ずしも哲学的な問いではなく、また答えが曖昧なままに取り残されることもしばしばだが、その問いをめぐる考察の過程で概念の明晰化や分類、事例比較などの哲学的操作が施されることで、当初の問いが相対化されたり、別の重要な論点が誘発されたりしている。ブルニフィエ「子ども哲学」シリーズ類似の編集方針とも言えるかもしれない。2024/09/06