内容説明
イスラムとは何か?その価値観とは?戒律に基づく生活とは?人間生活の基盤となる聖典クルアーンの概説から風土に育まれた様々な文化、現代の風潮などにも焦点をあて、イスラム社会を幅広く紹介する。イスラム教の基本から、建築・文化・金融・結婚事情・食生活・ファッションまで。
目次
第1部 イスラム教とは何か(ムハンマドの生涯1 突然の啓示;ムハンマドの生涯2 布教と迫害;ムハンマドの生涯3 新天地への聖遷;ムハンマドの生涯4 闘争と勝利;イスラム教徒にとってのムハンマド;神の言葉を伝える聖典クルアーン;クルアーンには何が書かれているのか ほか)
第2部 イスラム社会・文化(カリフ―イスラム共同体の指導者;理想から遠ざかり形骸化するカリフ制;現代イスラム国家の政治1 トルコ;現代イスラム国家の政治2 サウディアラビア;現代イスラム国家の政治3 イラン;現代イスラム国家の政治4 その他の国々;教えにもとづく社会を目指す運動 ほか)
著者等紹介
菊地達也[キクチタツヤ]
1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究イスラム学専攻博士課程修了。文学博士。現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門はイスラム思想史。著書に『イスマーイール派の神話と哲学』(岩波書店、第15回中村元賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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