内容説明
自然災害・事故・犯罪などの被害に遭われたあなた、大切な人を失ったあなた、自分を見失いそうなあなた…。元気なこころを取り戻す処方箋。
目次
第1章 ストレス・トラウマ・PTSDについて(ストレス;トラウマ ほか)
第2章 実際の事例(パワーハラスメントの事例;犯罪被害の事例 ほか)
第3章 こころの傷・ダメージが生まれるプロセス
第4章 自分でできる向き合い方・対処の方法(表現をする;自律訓練法 ほか)
第5章 周囲の人ができるサポート(こころの回復過程;聴くこと ほか)
著者等紹介
菅野泰蔵[スガノタイゾウ]
学習院大学文学部(心理学)卒業。学習院大学学生相談室、代々木の森診療所など幅広い分野で仕事をし、1996年、日本最大規模の相談機関である東京カウンセリングセンター設立。所長。臨床心理士
新川田譲[シンカワダユズル]
立教大学文学部心理学科卒業。東京国際大学大学院社会学研究科応用社会学専攻修士課程修了。日本心理臨床学会・日本教育心理学会・日本学生相談学会所属。臨床心理士。埼玉県・石川県スクールカウンセラー、東京大学専任相談員を経て、武蔵大学学生相談室専任カウンセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
76
心の傷は抑圧されると無意識に様々な場面で色々な悪さをする。適切な治療や表現の仕方を知ることで漠然とした不安の根底にある何かに気づき当事者のペースを尊重しながら回復を目指すことが大切。そのための手引となるいくつかの方法が事例を交えながら、臨床で確立されたいくつかの方法が掲載されている。心と体の関係、五感を使って、また、周囲とのネットワークを広げながらいくつかのノウハウを試し自分に合ったやり方で自分や他人の傷を治す手掛かりとなる選択肢をいくつかあらかじめ知っておくには有益。2013/10/03
こうちゃ
4
ストレス・トラウマ・PTSDなどで心に傷やダメージを受けた被害者・支援者・被災者向けの本です。臨床心理士により、専門的なことが解りやすいイラストや図解付きで書かれています。文中の重要な箇所は太字になっているので、まるで参考書のようです。2012/06/19
なつき
2
『こころの傷をゆっくりなおす本』読了。PTSDの当事者または支援者のために優しく書かれた案内本。かなり良書。私は当事者でもあるのでそれとしても助かるヒントがたくさんあったし、傾聴をするときにはこうすればいいのだと具体的に書いてあった。説教しない、比較しない、慣れてしまわない。2017/08/08
ポムサ
1
読みやすかったです。2012/08/13
紫苑
0
パラパラ読み。当事者、家族、支援者などいろんな人向けに書いてある。対処法とかありきたりだけど参考にはなります。ただ字ばかりなのは本苦手な人にはほんの少し面倒かも。2015/08/05