代表作時代小説〈平成16年度〉

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  • サイズ B6判/ページ数 447p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784415088648
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

巨匠・気鋭人気作家の傑作18篇。普遍の真理を内に、時の流れに抗しながらも生き抜く人々の、逞しさ美しさ愚かさ等々を魅力あふれるストーリーとして、新鮮な感動と共に贈る珠玉の名品、充実の一巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山内正

4
一夜限りの客がおおい、昔は良かったとそんな話されてもお長は分からない 雨がと外から顔を引っ込めようとした時外で ここにしようと二人の侍が洲崎の店に上がった まあなんと滑っこい肌だべ、お国訛りの侍が珍しい 半月して大事そうに包を持って来てくれた お長が見たいと言った大砲の弾 お長は胸が詰まった約束を守ってくれる 初回で洩らした一言 男はみな好色で愚かしいと女達は思っている お長の肌に触れずに帰っていく この人だけは違う そして来てくれた恋人と会う女になって抱かれた 何か言った、俺の妻に、聞えた 嬉しい! 2021/05/31

山内正

4
出迎える人の中に美佐生はいなかった 五年振りの庄次郎は町医者に 次に会う娘が二十一にと考え無くて 若い時食べることが出来清潔にすれば半分は防げると美佐生は言った 二年前に美佐生と縁談があったが断ったと藩医が言った 華道家と京に行き一年して戻った 藩から土地を貰い薬園をする事に 何れ診療所と計画を 美佐生から使いが 今までの事母親から聞く 何かにしがみつきたくて 罰が当たりました 美佐生が話す 明日から始めよう 病人は美佐生から2021/05/20

山内正

3
口にした一言がそんな大事とは  若いお長にはわからずに 訛の声でここに決めたと  飾り気のなさがお長を引き付け  大砲は凄いぞ玉をこんなに大きい  見たいか 寝ないなら三匁  話をお長はちゃんと聞いてなかった 御家門って御三家?  客は玉を取りに来るのか 黒船が来て騒ぎがあり 遊び客に預けたら 新之丞があの玉はと 京に上る事に玉がと  預けた男が借金のかたにと白状する 昨日会津藩が京へ江戸を発った2022/03/18

山内正

3
お止しなさいな お年を考えなさいな、六十ニですよ 八年続け辞められるか 五十で引退し 長続きしないと 身体の固さ覚えの悪さと若い者に言われ 面を外し汗を拭く快感に 八幡宮奉納試合に出ると 爺ちゃん又敗けたのと孫が聞く 道場主と立ち会う 動くなと 相手に動じない稽古をする 家で息子の嫁に試合出るの辞めようかと呟いてしまう 相手は大男達者な剣で誘いを掛け 気合いを入れ動く 動くな! 言葉が頭を通り過ぎ 静かに構えられる 焦れた相手が打ち込む瞬間 風が吹き突きの一撃が決まった 2021/03/28

沼田のに

2
18作家中読んだ事ある人8人。既読の作品2点。全然名前を知らない作家さん7人ということでまだまだだな。おどろいたのは岳宏一郎という作家の「蝦蟇の恋」の中の『……親兵衛は唇を吸われ、下腹をかじられた。』という表現で初めてお目にかかる。色気を感じさせないで、情を感じさせて行為を伝えるという難しい技ではないだろうか。6/102015/02/09

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