内容説明
祖父の形見の数珠を大伯母に届けることになった悠。幼なじみの明良を道連れにして気の進まないお使いに出かけた彼は、体調のすぐれない大伯母と直接会えるまでの時間潰しに登った小山で道に迷ってしまう。そこで彼らが見たものは狂い咲く白木蓮と昏く燃える女の情念だった…。こんな想いを俺は知らない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三世子
2
夜明け前の曖昧な時の間に漂っている様なお話しでした。久能先生が初めて書いた小説ですが、とてもみずみずしいお話しでBLも良いのですが、耽美も捨てがたいと思いました。2013/04/21
紙白
1
ホラーな感じのBLだと聞いて購入しました。う〜ん、雰囲気のある書き方に引き込まれます。読んでいる間常に周りに霧が立ち込めているような本でした。
魚介
1
彼岸と此岸のあわい系 BLというよりはJUNE。濃密だけどひやりとしている。これを読んでから梅雨時の白木蓮が少し怖い
しょうちゃん
0
話半ばまで三半規管に訴える文章で読み進めるのが辛かった…しかもBLだったとは…いとおしさ半分憎さ半分ですかね2014/10/29
まひる
0
バリバリのお耽美でした。ファンタジー(あやかし系)・幼馴染・下剋上。2009/02/18