目次
1章 「晴れない心」はどこからくるのか―心の「もつれ」と「ほぐれ」のメカニズム
2章 気分の「変わりばな」に手をうとう―気分転換べたな人の気分転換法
3章 仕事と人間関係から自分をガードする―「ままならない現実」から休暇をとろう
4章 「重荷」は誰かにあずけてしまおう―周囲に上手にサポートされるコツ
5章 「落ちこみやすさ」を根本的になくす―やさしく効果的になった精神医療
6章 「ムリしない強さ」の育て方―自分にも周囲にも安定をもたらす生き方
著者等紹介
斎藤茂太[サイトウシゲタ]
1916年東京生まれ。医学博士。精神科医。斎藤病院名誉会長。そのほか日本精神病院協会名誉会長、日本ペンクラブ理事、旅行作家協会会長など多数の要職を兼務する。明晰な頭脳と柔らかい発想で、人生を上機嫌に生きる名手である。人間味あふれる話し方、卓越した人柄で多くの人を魅了している。歌人・斎藤茂吉の長男。作家・北杜夫の実兄
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
留々家
1
分かりやすく、短くまとまっていてよかった2013/11/09
yoshi
1
果たして、読み終えて「うつ」がスーッと晴れたかというと、そうでもない。しかし、まずのっけから、斎藤茂太先生が、ウツ気質の多かったという歌人斎藤茂吉の息子であり、躁鬱病であったという作家北杜夫の兄であるという事実に、驚かされた。 S:スポーツ、運動 T:トラベル、旅行 R:レクリエーション、休養、気晴らし E:イート、食べる S:スリープ、眠る S:スマイル、微笑む あんた、うまいこと言うやないの。2007/08/20
榛名雨子
1
私も鬱で、よく意味もなく不安になることがある。いい先生にあえてようやく沈み込む事がすくなくなった。それまで、鬱のため先生のアドバイスを上手に聞き入れることができなくて辛かった。よくなってきた今この本をよむと、あの時のアドバイスの意味や、うまく取り込めなかったわけが良くわかる。今こうして考えると、息抜きが下手だった。読んでよかった。2012/03/20