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内容説明
武州多摩の風土に育まれ、京洛にあって“壬生の狼”“人斬り狼”と畏怖された新撰組。しかし、最後まで攘夷思想を保ちつづけながら、誠の一念で剣の道を貫いた新撰組に、後世、多くの愛惜の念が寄せられている。新撰組の歴史は、純粋に思想に殉じ、全隊士が生命を捨ててつづった男の詩である、と評価する著者の、百数十人の絶命隊士へ奉げる鎮魂の書。
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京生まれ。東京都庁に務め、広報室長、企画調整局長等を歴任後退職
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mawaji
7
高田馬場芳林堂内の古書店で購入。3月に読んだ「燃えよ剣」以降新撰組づいていて、本書は史蹟巡りをしながら新撰組の眼を通して幕末・維新史をおさらいしているような感じで読みました。屯所としてあれだけお世話になった八木邸、前川邸へのお礼が五両、十両程度だったとか、大火の時に門がパクリと開いたから蛤御門とか小ネタも満載で楽しませてもらいました。今年は明治150年ということですが、あれほどの激動の時代から私の人生の3回分も経っていないということで、それはけっこう最近のことなのではないかとフト思ったりしてしまいました。2018/06/10
naomi
0
大河ドラマが好きなので、いろんな役者さんを頭に浮かべながら読みました。昔は斬られたり切腹したりで亡くなる年齢が若すぎます。本に出てくるみんなが長生きしていたら、いまの世の中どうなっていたのだろうなぁなどと思いを馳せたりしました。2015/01/29