内容説明
「マグロは恥ずかしくて食べられない!?」「スリは一目でそれとわかる格好をした!?」…江戸幕府創設から四百年以上。江戸市民にとっては平凡な生活でも、我々から見れば驚きの事実だらけ。そんな彼らの暮らしぶりを、「江戸生まれの庶民」「出稼ぎ組・移住者」「富豪」「知識階級」「アウトロー」と、身分・階層別に分けて読み解く1冊。
目次
第1章 イキでいなせな『生粋の江戸っ子』の日常生活
第2章 一旗揚げたい!『野暮な田舎者』は苦労多き人生
第3章 大家や商人ら『富豪』は江戸の特権階級
第4章 芸術・医療・学問…『知識階級』が文化都市江戸をつくった!
第5章 権力・武力が自慢の『武士』は江戸の町の主役
第6章 江戸の町に暗躍した『アウトロー』の抜き差しならぬ生涯
著者等紹介
竹内誠[タケウチマコト]
1933年東京都生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了。文学博士。江戸文化史、近世都市史を専門に研究し、幅広い分野で活躍中。現在は徳川林政史研究所所長、立正大学文学部教授、東京学芸大学名誉教授と、東京都江戸東京博物館館長を兼務している
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