内容説明
本書は、私が免れない事態に直面したとき、私たち自身がどのように死を迎えるかを、一人ひとりが日頃から考えることの大切さを訴えている。
目次
生の終わりと法
医療技術―恩恵と苦難
われらの意思を伝えよう
リビング・ウイルに効果をもたせる
痛みと症状を軽くする
自殺の挑戦
宗教と死ぬ権利
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みんな本や雑誌が大好き!?
1
医療技術によって延命された末の死ではなく、人間にふさわしい尊厳をもった死を迎えたい。米国に十五万人の会員を持つ死ぬ権利の擁護団が、人生の終わりのより良い選択のために、どのように死を迎えるかを考える--というふれこみの本。医療技術的な延命措置の是非等々をめぐる人間の尊厳などに関する考察が多し。「望ましい死」というのは果してどんな死なのか。幾ら考えても無理なのかもしれません。暴走車に跳ねられたり、基地外に刺されたり、地震で本棚が倒れてきて圧死したり…。「今、この瞬間を生きる」しか、我々には道はないのでしょう。2025/12/11




