内容説明
これまでの社会保障の発展を振り返りながら、社会保障が果たしてきた重要な意義を明らかにするとともに、その前提にたって、さらなる社会保障の発展のための課題を検討。次いで、社会保障の制度体系と各制度の概要を説明。そして、年金制度と医療保障制度と介護保険制度をとりあげ、その仕組みと機能を詳しく論述。さらには、民間保険などより広い自主的な備えの役割を明らかにし、社会保障の実施体制と専門職についても概説する。
目次
第1章 現代社会と社会保障
第2章 社会保障制度の体系と各制度の概要
第3章 年金制度
第4章 医療保障制度
第5章 介護保険制度
第6章 社会保障と民間活動
第7章 社会保障の実施体制と専門職
著者等紹介
一円光弥[イチエンミツヤ]
1971年関西大学大学院経済学研究科博士課程修了。1986年経済学博士。現在関西大学経済学部教授(社会保障論)。主著書に『イギリス社会保障論』(光生館、1982)、『自ら築く福祉―普遍的な社会保障をもとめて』(大蔵省印刷局、1996)、『戦後社会政策の軌跡』(共著、啓文社、1990)、『日本経済と社会保障』(共著、社会保険福祉協会、1994)、『高齢者医療保障―日本と先進諸国』(共著、法律文化社、1995)、『福祉は投資である』(共著、日本評論社、1996)他
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