内容説明
本書はパーソンズ理論の集大成を構成するものであり、しかも彼の研究行程を探る上で重要な論稿が数多くおさめられている。
目次
第1部 行為と生体系(社会体系理論の構築について―ある個人史;L・T・ホブハウス『社会学と哲学、ホブハウス生誕100年記念論文集』の書評;マリノフスキと社会体系の理論;社会学における「構造的機能的」理論の現在の地位;生物学理論と社会―文化的理論との関係;ハロルド・J・バーシェディ『イデオロギーと社会的知識』の書評)
第2部 社会の機能分析―再考察と展開(社会的相互行為;社会体系;社会構造と相互交換の象徴的媒体;社会学における一般理論の諸問題)
第3部 近代社会の進化と統合(諸社会の比較研究と進化的変動;現代社会における平等と不平等―社会成層再論;人種・民族概念の変化の本質とその諸趨勢に関する若干の理論的考察)