内容説明
本書は、これまでタブーとされてきた母親にとってのマザリングの暗い側面、すなわち母親たちの葛藤と苦悩を描き出し、現代におけるマザリングの意味を問う。
目次
第1部 育児の複雑さ(母性愛と母性不能;母親の主観的体験;子どもが欲しい、母親が恋しい)
第2部 知りたくない、ケアしたくない(知るのが恐い;父親と男性母親―バッド・ファーザーの神話)
第3部 愛と子離れ(分離という仕事;青春期と子ども時代の終わり)
第4部 母性不全から自己変革へ(母性不全の意味―母親の苦悩;アン・セクストンとシルヴィア・プラスの詩;自己変革の可能性)