目次
第1部 過去の振り返りと語りに関する研究(心理療法における過去の振り返りと語り;過去の振り返りと語りに関する心理学研究;記憶とトラウマ;記憶研究から見た非行少年・犯罪者の「自分語り」の意味;犯罪者の人生語りに関する理論「犯罪からの離脱」の学際的考察)
第2部 臨床家から見た犯罪者の人生語り(私の「調査・鑑別」物語:処遇調査をいかに治療的なものにしうるか;自分史と心の余白;性犯罪者が「自分史」として自己を物語ることの意味:「自分でないもの」が、大切な私の一部になるまで)
第3部 犯罪心理臨床の現場と心理学研究とのコラボレーション(臨床と研究によって見えてきた人生語りの意味;臨床と研究から見えてきた立ち直りのヒント)
著者等紹介
大江由香[オオエユカ]
立教大学現代心理学部准教授。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程修了、博士(学術)。東京少年鑑別所において法務技官(心理)として採用され、川越少年刑務所での性犯罪再犯防止指導や矯正研修所効果検証センターでの効果検証業務などを経て、2025年4月から現職。犯罪者処遇理論と処遇技法に関する犯罪臨床と研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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