目次
はじめに―なぜ対人援助職に精神医学が必要なのか
精神科の診断の仕組み―「統合失調症でうつ病でパニック障害」はあり?
精神症候学―意識、知覚、感情、思考などの「精神」の領域を確認する
統合失調症―当事者はどのような体験をしているのか?
気分障害1:うつ病―「心の風邪」なのか?
気分障害2:双極性障害(躁うつ病)―「ハイテンション」は問題?
神経症圏内の疾患1:不安症群・不安障害群―キーワードは「不安」
神経症圏内の疾患2:強迫性障害―やめたくてもやめられない
神経症圏内の疾患3:転換性障害―身体に現れる心の痛み
心的外傷後ストレス障害(PTSD)―トラウマが心にもたらすさまざまな影響
摂食障害―「やせたい」だけではない心理
物質使用障害―意思の力でやめられる?
パーソナリティ障害―メンタルな問題を引き起こすパーソナリティの偏り
認知症―症状は「物忘れ」にとどまらずさまざまな領域に
児童思春期のメンタルへルス―発達障害以外にもあるさまざまな病理
面接の方法を学ぶ―傾聴だけではない積極的な面接法
精神疾患が町にあること
おわりに―社会の中でメンタルヘルスを支える方々へ
著者等紹介
西園マーハ文[ニシゾノマーハアヤ]
1985年九州大学医学部卒業。その後、慶應義塾大学精神神経科で研修、同大学大学院修了。英国エジンバラ大学卒後研修コース、慶應義塾大学精神神経科助手、東京都精神医学総合研究所、白梅学園大学教授を経て、明治学院大学心理学部心理学科教授。日本社会精神医学会理事、日本摂食障害学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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