目次
1 理論編(生涯にわたるアタッチメント;乳幼児期のアタッチメント;児童期から成人期のアタッチメント)
2 アタッチメントのアセスメント(観察法;面接法―成人アタッチメント面接;質問紙法)
3 臨床実践におけるアタッチメントの理解(評価)と支援(アタッチメントに基づく親子関係の理解と支援―COSプログラムと「安心感の輪」子育てプログラムにおけるアセスメントと実践;社会的養護における関係支援;自閉症を抱える子どもと親の関係支援;司法における介入;アタッチメントの観点から見たDVとアルコール・薬物依存症)
著者等紹介
北川恵[キタガワメグミ]
1998年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。甲南大学文学部教授、京都大学博士(教育学)
工藤晋平[クドウシンペイ]
2003年九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻博士後期課程単位取得退学。京都大学学際融合教育研究推進センターグローバル生存学大学院連携ユニット特定准教授、博士(心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろか
8
とてもよい本。アタッチメントについて誤解していたことがよくわかるし、アタッチメントを基本にしたアセスメントが重要だと強く思った。2017/11/25
いとう
2
アタッチメントのアセスメントを面接、観察、質問紙に分類し、幼児~成人の年齢に応じてアセスメント方法を選択できる。観察と面接の多くは長期、高額、海外での研修受講が必要になるため、質問紙に頼らざるを得ない。 久保信代先生のASD児の愛着行動、そして親子関係は丁寧な観察があればこその視点。編者・工藤晋平先生の司法領域に愛着概念を導入することで見える、日常生活での安心感ケアの意義も、”観察”の重要性を教えてくれる。 『おわりに』にあるように、愛着への視点と支援は観察によって可能になる。2022/08/03
ひ
0
理論とアセスメント(観察法)を中心にざっと読んだ。2022/05/05