出版社内容情報
社会や文化を基盤にもつ、より広い人間論として精神分析をとらえる試み。臨床家はもちろん精神分析に関心があれば必読の古典的名著1971年刊行書籍の改訳版。発達理論で有名なエリク・H・エリクソンが、大学や学会で講演した原稿を集めた論文集。その内容は、精神分析の創始者フロイトの評論に始まり、現代社会におけるアイデンティティの問題、そして精神分析的に考えた倫理に及ぶなど、実に幅広い。エリクソンの理論に関心のある人はもちろん、精神分析的な思考を深めたい人にも役立つ好著。
まえがき
初稿発表書誌一覧
第1章 最初の精神分析家
第2章 臨床的エビデンスの特質
第3章 現代におけるアイデンティティと根こぎ感
第4章 人格的強さと世代のサイクル
1 人格的活力の時間的展開
2 発達進化と自我
第5章 心理的現実と歴史的かかわり関与性
1 自我とかかわり関与性
2 幼児のかかわり関与性と歴史的なかかわり関与性
第6章 黄金律の問題再考
訳者あとがき
文 献
索 引
エリク・H・エリクソン[エリクソン エリク H ]
Erik H.Erikson(1902?1994)|精神分析家。発達を文化的・歴史的にとらえ、自我心理学の領域を発展させた。
鑪 幹八郎[タタラ ミキハチロウ]
ふたばの里精神分析研究室
目次
第1章 最初の精神分析家
第2章 臨床的エビデンスの特質
第3章 現代におけるアイデンティティと根こぎ感
第4章 人格的強さと世代のサイクル
第5章 心理的現実と歴史的かかわり関与性
第6章 黄金律の問題再考
著者等紹介
鑪幹八郎[タタラミキハチロウ]
1934年熊本県に生まれる。1961年京都大学大学院博士課程修了(臨床心理学専攻)。現在、広島大学名誉教授、京都文教大学名誉教授。教育学博士。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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