内容説明
大切な人を失うほど悲しく辛い経験はない。それでも遺された人は、周囲に支えられながら、その人がいない世界に馴れ、適応していく。初版以来高い評価を受けてきた本書は、遺された人のグリーフワークの旅路に寄り添い、同行する人たちが必携すべき「地図」であり、バイブルと評されている。臨床心理士や看護師、精神科医、ソーシャルワーカー、そして支援者に最適。
目次
序論 新しい悲嘆の概念
第1章 愛着、喪失、悲嘆経験
第2章 喪の過程における4つの課題
第3章 喪の過程に影響を与える媒介要因
第4章 悲嘆カウンセリング:通常の悲嘆の促進
第5章 異常な悲嘆反応:複雑な喪の過程
第6章 悲嘆セラピー:複雑性悲嘆の解消
第7章 喪失の特別なタイプと悲嘆の営み
第8章 悲嘆と家族システム
第9章 カウンセラー自身の悲嘆
第10章 悲嘆カウンセリングの訓練―研修方法と事例スケッチ
付録
著者等紹介
ウォーデン,J.ウィリアム[ウォーデン,J.ウィリアム][Worden,J.William]
アメリカ心理学会・臨床心理学部門のフェロー。カリフォルニア州のローズミード大学大学院教授。ボストンやロサンジェルスを中心に研究と教育、臨床活動を展開。グリーフケア、ホスピスケア、人生を脅かす喪失体験に関する臨床と研究を40年以上にわたって続けてきた。現在、ロサンジェルスの南にあるラグナニゲルにオフィスを持ち、臨床活動を続けている
山本力[ヤマモトツトム]
広島大学大学院教育学研究科修了・博士(心理学)・臨床心理士。現職、岡山大学大学院教育学研究科教授
上地雄一郎[カミジユウイチロウ]
広島大学大学院教育学研究科修了・博士(心理学)・臨床心理士。現職、岡山大学大学院教育学研究科教授
桑原晴子[クワバラハルコ]
京都大学大学院教育学研究科修了・臨床心理士。現職、岡山大学大学院教育学研究科講師
濱崎碧[ハマサキミドリ]
現在:岡田碧。岡山大学大学院教育学研究科修了・臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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n.s.
Sayuri Abe