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悲嘆カウンセリング―臨床実践ハンドブック

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  • サイズ A5判/ページ数 330p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784414414455
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

大切な人を失うほど悲しく辛い経験はない。それでも遺された人は、周囲に支えられながら、その人がいない世界に馴れ、適応していく。初版以来高い評価を受けてきた本書は、遺された人のグリーフワークの旅路に寄り添い、同行する人たちが必携すべき「地図」であり、バイブルと評されている。臨床心理士や看護師、精神科医、ソーシャルワーカー、そして支援者に最適。

目次

序論 新しい悲嘆の概念
第1章 愛着、喪失、悲嘆経験
第2章 喪の過程における4つの課題
第3章 喪の過程に影響を与える媒介要因
第4章 悲嘆カウンセリング:通常の悲嘆の促進
第5章 異常な悲嘆反応:複雑な喪の過程
第6章 悲嘆セラピー:複雑性悲嘆の解消
第7章 喪失の特別なタイプと悲嘆の営み
第8章 悲嘆と家族システム
第9章 カウンセラー自身の悲嘆
第10章 悲嘆カウンセリングの訓練―研修方法と事例スケッチ
付録

著者等紹介

ウォーデン,J.ウィリアム[ウォーデン,J.ウィリアム][Worden,J.William]
アメリカ心理学会・臨床心理学部門のフェロー。カリフォルニア州のローズミード大学大学院教授。ボストンやロサンジェルスを中心に研究と教育、臨床活動を展開。グリーフケア、ホスピスケア、人生を脅かす喪失体験に関する臨床と研究を40年以上にわたって続けてきた。現在、ロサンジェルスの南にあるラグナニゲルにオフィスを持ち、臨床活動を続けている

山本力[ヤマモトツトム]
広島大学大学院教育学研究科修了・博士(心理学)・臨床心理士。現職、岡山大学大学院教育学研究科教授

上地雄一郎[カミジユウイチロウ]
広島大学大学院教育学研究科修了・博士(心理学)・臨床心理士。現職、岡山大学大学院教育学研究科教授

桑原晴子[クワバラハルコ]
京都大学大学院教育学研究科修了・臨床心理士。現職、岡山大学大学院教育学研究科講師

濱崎碧[ハマサキミドリ]
現在:岡田碧。岡山大学大学院教育学研究科修了・臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

n.s.

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悲しむ人に「何か言いたい」と思って言ってしまった時もあった、自分が悲しんでいるときに慰めの言葉をかけられて腹が立ったこともある。「悲しみ」を目の前すると、無力を感じずにはいられないし、それを解消してしまいたくなる。しかし、相手に「なにかしてあげよう」と関わることは、関わった側の満足にしかならない。 援助方法として「こうすればいい」と知識はあっても、活用できるということではないのだと思うと、これからの喪失を怖く感じる。だからこそ自分が大変なときには誰かに助けてもらいたいと素直に思った。2015/02/17

Sayuri Abe

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私自身がペットロス・重要な友人との服喪に極めて近い離別を経験し立ち直るのに数年要した事と、文通中の先輩がグリーフケアが不十分だった事によると思われる障害を患っている等、フォーマルなケアが受けられない自分や自分に近しい人の苦痛を軽減出来やしないかとの期待を込めて本書を手にした。 勿論、臨床家のための本。私は素人ゆえ深入りは出来ない。しかし却って苦しみを助長する禁句とその傾向は理解できた。 たた、通常の悲嘆についての言及は少ないと感じた。第5版が出ることがあれば、この点を増補してほしい。2014/01/13

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