内容説明
本書はバウムテストを体系化したカール・コッホのドイツ語原著『バウムテスト第3版』(1957年)の本邦初訳である。これまでコッホのテキストの邦訳版は初版の英語版からの重訳しか存在しなかったが、分量が3倍となった第3版にはコッホのバウムテストに対する考え方が詳細に記されている。これまで断片的にしか紹介されることのなかったコッホの思想の全貌がはじめて明らかにされる。
目次
第1章 木の文化史から
第2章 バウムテストの理論的基礎
第3章 バウムテストの発達的基礎
第4章 図的表現に関する実験
第5章 指標の理解
第6章 臨床事例
著者等紹介
岸本寛史[キシモトノリフミ]
1991年京都大学医学部卒業。2004年富山大学保健管理センター助教授。現在、京都大学医学部附属病院准教授
中島ナオミ[ナカシマナオミ]
1971年関西学院大学文学部心理学科卒業。大阪府立公衆衛生研究所精神衛生部勤務。1998年大阪教育大学大学院精神・社会健康科学コース修了。2003年大阪府退職、関西女子短期大学助教授。2005年甲子園大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。現在、関西福祉科学大学社会福祉学部准教授、臨床心理士。日本描画テスト・描画療法学会理事
宮崎忠男[ミヤザキタダオ]
1967年信州大学教育学部第1類(教育心理学科)卒業。1968年上松病院心理臨床室長。1971年信州大学医学部精神医学教室研究生。現在、宮崎カウンセリング所長、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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