内容説明
カウンセリング分野でベストセラーを続ける原書第2版の翻訳。本版では着想や資源を更新し、ARPIモデルの主要な段階に、新たな材料を加えた。包括的で柔軟なこの統合された枠組みは、多様なクライエントのニーズに応えることができる。また、各種のカウンセリング技法にARPIモデルを当てはめた仮想の治療事例は、それぞれの技法の特徴を浮き彫りにし、クライエントにより合った技法を選ぶ際の示唆も得られるだろう。
目次
第1部 折衷の枠組み(統合モデル;クライエントの経験;カウンセラーのかかわり;ARP―モデルの背景)
第2部 ARPIのプロセスと技法(かかわり技法;応答技法;意識化技法;手ほどき技法)
第3部 戦略を始めること(思考志向の戦略;感情志向の戦略;行動志向の戦略)
付録 二つの事例
著者等紹介
ハーマンソン,ギャリー[ハーマンソン,ギャリー][Hermansson,Gary]
博士。公的および私的機関でソーシャルワーカーとして10年間、ニュージーランド・国立マッセイ大学でカウンセラーの教授として25年間勤務(2005年まで)。社会福祉・カウンセリング分野以外にも、ニュージランド・オリンピック強化委員を務める
塩見邦雄[シオミクニオ]
1966年京都大学教育学部卒。1971年京都大学大学院教育学研究科博士課程単位修得退学。1980年教育学博士(京都大学)。兵庫教育大学連合大学院(博士課程)専任教授、米国・デラウェア大学研究教授、中国・華南師範大学客員教授等を歴任。現在、兵庫教育大学名誉教授、相愛大学人間発達学部教授・相愛大学人間発達研究所長、臨床心理士、学校心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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