出版社内容情報
アレクサンダー・テクニーク理論に基づき,見ることで脳が働き体の感覚を統合する関係を,豊富な図版を用いて解き明かした注目の書。
内容説明
アレクサンダー・テクニークで目覚めさせられた筋感覚的気づきを、さらに目と視覚システムに及ぼすことで、メガネなしでの視覚改善はもちろんのこと、脳や体の協調作用にもはたらきかけることが可能になりました。
目次
はじめに 目と脳と体の関係に気づく
1章 ある物語―もうメガネはいらない
2章 視覚の機能―アイボディ・パターンの数々
3章 脳の視覚機能の基本的タイプ
4章 アイボディの原理
5章 アイボディ・メソッドと症例研究
6章 目と体の関係
7章 日常生活への応用
8章 最初の一歩
9章 今後の可能性
よく質問されること
著者等紹介
片桐ユズル[カタギリユズル]
1931年東京都に生まれる。1955年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都精華大学名誉教授、ATIアレサンダー・テクニーク・インターナショナル公認教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
31
昨年、黒田先生に勧められて購入。ワークを受けないと難しい本。目と脳と身体は、連動しており、それを知覚し、活用することで、心身の安定に繋がる。書いてある意味は判るが、実践は困難。網膜をパノラマ視し、、脈絡膜をゆるめ、上部視覚野を広げ、爬虫類の脳へ繋がり、大脳辺縁系と上部視覚野の繋がりを作ることで意識的奥行き感覚ができ、視覚システムを統合する。それが身体の各部に影響し、禅の覚知、身体の大地との繋がり、ヨガのサマーディへと導く。ATは、自分の肉体の細胞の一つ一つを探求する、それは宇宙の神秘に近づく方法でもある。2012/05/07
デビっちん
15
再読。体の不調は食生活でも運動不足でもなく、目の使い方に問題があるのかもしれません。視覚システムに人体の縮図が隠されており、それを「アイボディ・パターン」と呼ぶからです。目は単なる情報収集であり、モノを見ているのは実は脳なんですね。その脳がが体の協調作用に強く影響していると。眠った後に体調が良く感じるのは、目からの情報をシャットアウトしているからかも?とすれば、眠らなくも体調を維持、回復する道が拓けてくると思います。2019/10/17
デビっちん
3
ものを見ているのは目ではなく、脳である。目は脳のために視覚的な情報を収集する器官。本書は、アレクサンダー・テクニークとベイツ・メソッドを統合し、メガネなしでの視覚改善や脳や体の協調作用を可能にした。視覚システムに人体の縮図があることを発見し、「アイボディ・パターン」とした。目は、爬虫類の脳(自律神経系)や大脳辺緑系(感情)、新皮質(理性)とつながっている。脳の視覚機能の基本的なタイプは、広がりすぎ型と収縮型の2つ。両タイプを改善すると、行き着く先はパノラマ型。自分自身の使い方の質が機能の質に影響を与える。2015/01/05
もやし
1
目は全身との関わりが強いと思2018/06/08
kiki**
0
★★★★★2012/02/04