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内容説明
トラウマの心理療法においては、「トラウマを受けた場合に心身にどのようなことが起こるか」を、トラウマを受けた人自身が知ることが、とても重要だといわれている。本書は、そうしたトラウマを受けた人たちの自己理解を助けるためのものであるが、同時に、こうした人たちに対して医学的・心理学的な援助を行っている専門家にも役立つものである。読みやすい言葉で、この領域の最新の情報を網羅し、豊富な事例を用いた。また、トラウマを受けた人に関わる両親、伴侶、友人、教師にも、そのような人をどう理解し関わればよいのかについて、多くのヒントを与えてくれるものである。
目次
第1部 基礎(トラウマ;発達)
第2部 トラウマの影響(愛着;感情 ほか)
第3部 トラウマと関連した精神医学的障害(心的外傷後ストレス障害;解離性障害 ほか)
第4部 治療(治療的取り組み;自己制御)
結び
付録 トラウマの生理学
著者等紹介
アレン,ジョン・G.[アレン,ジョンG.][Allen,Jon G.]
米国メニンガー・クリニックのトラウマ回復部門に所属する心理臨床家。トラウマに関連する障害の専門家として、そうした障害の心理療法、診断的心理検査、心理教育プログラムなどの指導をしてきた。これまで、トラウマに関連した問題をはじめ、心理療法、入院治療、心理検査などについて多数の論文や書籍を執筆している。また、職業生活を離れるとジャズピアニストであり、作曲家でもある
一丸藤太郎[イチマルトウタロウ]
1967年広島大学教育学部卒業。1973年広島大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。神戸松蔭女子学院大学人間科学部心理学科教授。博士(心理学)。専攻は精神分析学・臨床心理学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。