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内容説明
本書は、ミシガン大学ターナークリニックにおける高齢者とその家族への心理的社会的援助のケース集である。ケアマネジメントをはじめ、生活の細部にまで行き届いた援助や自立支援、カウンセリングが比類のない高い質をもって包括的・統合的に提供されている。数々の事例には、こうした専門的な技術・技法の底に流れるケアの哲学、温かいまなざし、さらにすぐれたチーム援助のあり方など、数多くの重要な示唆に満ち溢れている。
目次
高齢者ケアにまつわる諸問題
第1部 個人や夫婦における実践(拒絶よりも孤独を選んで;犠牲者意識から抜け出す ほか)
第2部 グループにおける実践(認知療法グループの効果;家族の代用物としての作文グループ ほか)
第3部 家族やシステムにおける実践(固定した家族のありかたを打破する;信頼関係を築く―創造的なケアマネジメントのキーポイント ほか)
微妙なバランス
著者等紹介
キャンベル,ルース[キャンベル,ルース][Campbell,Ruth]
ミシガン大学ターナー・クリニックのソーシャルワーク部長
黒川由紀子[クロカワユキコ]
1956年、東京都生まれ。東京大学教育学部卒業、上智大学大学院博士課程修了。東京大学でPh.D.(保健学)取得。東京大学医学部精神医学教室などを経て、現在、大正大学大学院教授、慶成会老年学研究所所長、臨床心理士。臨床心理士として高齢者への心理療法を行うかたわら、わが国の回想法の第一人者として、その幅広い普及に努めている
望月弘子[モチズキヒロコ]
1956年、静岡県生まれ。東京大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、現在、翻訳家、健康運動指導士。自然科学系の一般書を翻訳するかたわら、各地の身体障害者福祉センターなどで、主として高齢者や身体障害者への運動指導を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。