著者等紹介
リンク,カロリーヌ[リンク,カロリーヌ]
映画監督・作家
ビュヒナー,ザビーネ[ビュヒナー,ザビーネ]
イラストレーター
亀岡智美[カメオカサトミ]
1983年和歌山県立医科大学卒業。現在、兵庫県こころのケアセンター副センター長兼研究部長
宮崎直美[ミヤザキナオミ]
2011年一橋大学社会学研究科修士課程修了。現在、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
45
子どもの性被害がどのようにして起きて、子どもの心身にどんなに深く傷を負わせるのか・・・。起きてしまった性被害から子どもを助けるためには・・・。キツネの男の子を主人公にして、男児の性被害に目を向けていること。加害者が身近にいる結構良い人(と大人社会では認められている)であること。そういった設定がかなり現実的で、とても優れた絵本だと思う。多くの大人が読み、子どもたちに上手に伝えていけたら素晴らしい。2024/05/28
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
18
警察で見かけた標語、「話すことは辛い思いを放すこと」ってのが大変秀逸だと思いました。話せば楽になるよ、ってわかる。キツネくんに思いを話すことを勧めたふくろう先生は「わるいひみつ」を話さないと、それはトゲトゲとなっておなかにチクチク刺さるようになる、と。話せば楽になる、と子供にもわかりやすい。子供が性被害を話せないのは、誰にも言ってはいけないと加虐者から脅されることもあるけど、やはり被害に会うのは自分が悪いからなのだ、という自責感がインプットされてるからではないかと。「あなたは悪い子ね!」って呪いだ。2024/07/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
子どもの性被害のおはなし。きつねくんはおじさん(オオカミ)に嫌なことをされる。子どもが大人から「他の人には秘密だよ」と言われたら、それが嫌なことでも口をつぐんでしまう(恐怖)。気づいてくれたふくろう先生(大人)がいたから、きつねくんは声に出すという勇気がもてた。2025/03/07
sora
0
小3 為になる本2025/04/05