フロイト フリースへの手紙―1887‐1904

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  • サイズ A5判/ページ数 592p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784414402889
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3011

内容説明

本書に収録された手紙と草稿のなかにフロイトは、驚くべき率直さで、自らの揺れ動く感情、次々と湧きあがるアイデア、家族の日常生活の様子、当時の社会的事件などを、ほとんど日記風と言ってよい仕方で書き付けている。本書は人間フロイトと精神分析とについての無尽蔵の情報源である。本書によって読者は精神分析の誕生に立ち会うことになろう。

目次

手紙一―二〇
草稿A:問題、命題、系列、病因
手紙二一
草稿B:神経症の病因
草稿C/1:若干の動機報告
草稿C/2:フリースの講演「鼻反射神経症」への欄外の書き込み
手紙二二―四二
草稿D:大神経症の病因と理論について
草稿E:不安はいかにして発生するか
手紙四三―四八〔ほか〕

著者等紹介

マッソン,ジェフリー・ムセイエフ[マッソン,ジェフリームセイエフ][Masson,Jeffrey Moussaieff]
1941年生まれ。サンスクリット学者であり精神分析学者でもあって、その両方の分野で業績がある。精神分析学者としては、フロイトによるいわゆる「誘惑理論の放棄」を批判したThe Assault on Truth(1984年)の出版で知られている。最近は精神分析の仕事から離れており、動物行動学あるいは動物心理学の著作を何冊か出しており、『ゾウがすすり泣くとき』『犬の愛に嘘はない』『良い父親、悪い父親』(いずれも河出書房新社)がわが国でも出版されている

シュレーター,ミヒァエル[シュレーター,ミヒァエル][Schr¨oter,Michael]
1944年生まれ。社会学者であり歴史家でもある。文明理論と精神分析の歴史とについて数多くの論文を執筆している。ノルベルト・エリアスの研究者としても知られており、Erfahrungen mit Norbert Elias(1997年)を著している。最近は、ジクムント・フロイトとマックス・アンティンゴンとの往復書簡集の編集を手がけている

河田晃[カワダアキラ]
1946年岐阜県に生まれる。1970年名古屋大学医学部卒業。1975年西ドイツ、フロイト研究所に留学。現在、名古屋刑務所勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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