内容説明
本書は、クライン派の基本的な考え方を歴史的・臨床的視点から包括的に解説している。クライン派の諸概念は臨床から生まれてきた。本書では、鍵となる概念を歴史順に、必ず症例を引用して解説しているので、読者は実際に使用される文脈に即して理解することができる。
目次
第1部 基礎(背景となる精神分析の流れ;摂取と投影;無意識的空想)
第2部 メラニー・クラインの貢献(子どものための方法;内的対象;抑うつポジション ほか)
第3部 情動的接触と「K」結合(逆転移;知ることと知られること;エディプス的に知ること ほか)