内容説明
本書は、ＴＡＴの各カードごとに反応（物語）の分析・解釈上の観点を詳しく提示した前著『ＴＡＴの世界―物語分析の実際』の姉妹編であり、前著の基礎編に対する応用編である。著者は、ＴＡＴの事例集の通念を打ち破る２６という数の事例を、著者にして初めて可能な視点から、詳細に、しかし限度を保って解釈している。各カードで出現する反応の種類と範囲をおおよそ把握しうるとともに、ＴＡＴ分析・解釈についての斬新なイメージが得られる。
目次
第１章 施行法について
第２章 反応の分析・解釈について
第３章 分析・解釈の例示（神経症圏の事例；人格障害；精神分裂病；感情障害；アルコール依存症；シンナー乱用；思春期やせ症；高齢者；同一被検者の二つのプロトコル）
