感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kayak-gohan
16
大学の総合心理学部通信課程で学修中の〈心理学的支援法〉の講義で箱庭療法を学んでいる関係で、積読のままにしてあった本書を読むべき良い機会だと考え読んでみた。まず、箱庭づくりはクライエントとセラピストの共同作業であり、セラピストはクライエントの作庭過程を暖かく見守り、共感的に接し、価値判断や断定的解釈をしないこと。そして一回きりの表現ではなく、時系列的に作られた一連の昨品に注目して、それらの発展的変化を読み取っていくことの重要性を説いている。 2024/07/24
roughfractus02
8
カウンセラーはクライエントが作る箱庭について解釈せず、箱庭において展開されるイメージがクライエント自身に影響を及ぼす過程を見守るという態度を基本とする。するとクライエントの無意識が自ら働き、様々な変化を始めるという。本書は読者に、臨床知を「治す」から「治る」への重点移動とする著者の態度についての具体的イメージを与える。カラーとモノクロの120枚ほどの写真の各々は、様々なイメージをシンプルに視覚化している。一方、それらの変化を辿ると、読者は動的構造としての無意識をイメージすることができる(1969年刊)。2023/01/28
Reina
7
勉強本2020/04/15
マーシー
4
みんな、何かに追い詰められて、そして良くなっていく変化が良く読み取れた。でも推測でしかないんだよなあとも思う。専門の方は違うと言いそうだが。2016/06/25
清水聖
2
準備中
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- 和書
- 法華経はなにを説くのか