出版社内容情報
傾聴の理論基盤を精神分析に求め、抵抗、転移・逆転移等の扱い方を逐語録とともに解説。共感をキーワードに傾聴のひとつの形を示す。
はじめに
第?T章 精神分析的カウンセリングにおける共感
第1節 共感は来談者中心療法で、精神分析は冷たい鏡の態度?
第2節 共感に関する脳科学の知見
第?U章 精神分析概念のおさらい
第1節 フロイトの性心理発達段階
第2節 エディプス・コンプレックス
第3節 抵抗
第4節 転移について
第5節 転移反応の五つの特徴
第6節 転移抵抗
第7節 転移治癒
第8節 転移から癒しと変容へ
第9節 転移の理解による来談者の苦しみへの共感
第10節 カウンセラーは何をするのか
第?V章 精神分析的傾聴カウンセリングの実際
事例1 カウンセラーに不信感を抱く男子大学生
事例2 エディプス葛藤に苦悩する男子高校生
事例3 親との同一化に苦しむ男性高校教師
事例4 カウンセラーへの転移反応を起こす女子大生
事例5 子どもに対する抑圧された怒りに悩む男子小学生の母親
事例6 息子を性的に求める思いに苦しむ男子小学生の母親
事例7 恋愛が続かないと悩む女性会社員
事例8 ??良い来談者?≠?演じようとする女性会社員
事例9 前カウンセラーからの転移反応を現カウンセラーに示す女性公務員
文献
あとがき――カウンセリングは幸せのためではなく成長のため
謝辞
【著者紹介】
大阪経済大学人間科学部教授。心理学博士(米国州立ミズーリ大学コロンビア校)。臨床心理士。開業心理臨床家。
目次
第1章 精神分析的カウンセリングにおける共感(共感は来談者中心療法で、精神分析は冷たい鏡の態度?;共感に関する脳科学の知見)
第2章 精神分析概念のおさらい(フロイトの性心理発達段階;エディプス・コンプレックス;抵抗;転移について;転移反応の五つの特徴;転移抵抗;転移治癒;転移から癒しと変容へ;転移の理解による来談者の苦しみへの共感;カウンセラーは何をするのか)
第3章 精神分析的傾聴カウンセリングの実際(カウンセラーに不信感を抱く男子大学生;エディプス葛藤に苦悩する男子高校生;親との同一化に苦しむ男性高校教師;カウンセラーへの転移反応を起こす女子大学生;子どもに対する抑圧された怒りに悩む男子小学生の母親;息子を性的に求める思いに苦しむ男子小学生の母親;恋愛が続かないと悩む女性会社員;“良い来談者”を演じようとする女性会社員;前カウンセラーからの転移反応を現カウンセラーに示す女性公務員)
著者等紹介
古宮昇[コミヤノボル]
アメリカ合衆国州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部より博士号を取得。米国ノースダコタ州立こども家庭センター常勤心理士、パイングローブ精神科病棟インターン心理士、州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部非常勤講師などを経て、現在、大阪経済大学人間科学部教授、心理学博士(PhD.in Psychology)、神戸の開業オフィスでカウンセリングを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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