内容説明
アクティブカウンセリングは、対話と自己対決と学習にもとづいたアプローチであり、クライエントの主体性を尊重しつつ、話し合いと生活指導を通して態度と行動をより現実的で建設的なものに変えてゆく新しい面接技法である。(1)主観期、(2)客観期、(3)行動期という3期にわたる面接プロセスを設定し、さまざまな課題を行うなかで、これまで解決が困難であった「心の悩みと生活上の問題」が、比較的すみやかに解決されてゆく。本書は、カウンセラー、臨床心理士、精神科医、教師、看護師、精神保健福祉士など心を扱う職業の人びとが広く活用できるように、簡潔に分かりやすくまとめられている。
目次
序章 アクティブカウンセリングの概要
第1章 アクティブカウンセリングの面接法とは(面接過程の3段階;理論編)
第2章 面接過程の3段階(主観期;客企期;行動期)
第3章 アクティブカウンセリングの面接法の実際(主観期;客観期;行動期)
第4章 森田療法をすでに勉強した方へ
著者等紹介
石山一舟[イシヤマイッシュウ]
1979年マッギル大学大学院修士課程修了。1986年ビクトリア大学大学院博士課程修了。現在、ブリティッシュコロンビア大学教育学部準教授。同大学医学部精神科およびビクトリア大学心理学科の参与を兼任
我妻則明[アズマノリアキ]
1979年東京大学大学院修士課程修了。1988年保健学博士。現在、岩手大学教育学部教授
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