出版社内容情報
なつかしさ感情の不思議と魅力を、認知、記憶、臨床、司法、マーケティング等、オリジナルな研究に基づいて解説
第1章 なつかしさの心理学――記憶と感情、その意義
1 はじめに
2 なつかしさとは
3 なつかしさを支える記憶過程
4 なつかしさを引き起こすきっかけ
5 なつかしさのプロセス
6 昔をなつかしむ傾向の個人差
7 まとめ――現代社会におけるなつかしさの意義
第2章 人はなぜなつかしさを感じるのか
1 はじめに
2 ノスタルジアとは
3 個人的ノスタルジアに関する心理学的研究
4 ノスタルジアの機能
5 ノスタルジアを支える記憶システム
6 ノスタルジアに関わる感情
7 まとめ
第3章 消費者行動研究からみたノスタルジア
1 消費者行動研究における「ノスタルジア」とは
2 ノスタルジアの分類と「なつかしさ」の関係
3 個人的ノスタルジアと歴史的ノスタルジアの比較
4 消費者が感じるノスタルジア
第4章 なつかしいものはどのように記憶に残るか
1 はじめに
2 なつかしさを利用した広告
3 なつかしさは伝染するか
4 植え付けられたなつかしさがどのように記憶に残るか
5 広告業界以外へのなつかしさの利用
6 なつかしいものはどのように記憶に残るか
第5章 なつかしいものがなぜ好きになるのか
1 はじめに
2 なつかしさとポジティブ感情
3 なつかしさと単純接触効果
4 お寺のシーン画像への反復接触と既知感によるなつかしさと選好
5 集中提示とインターバルによるなつかしさ喚起
6 対連合によるなつかしさ感情の般化
7 まとめ
第6章 なつかしさと記憶、臨床的応用
1 なつかしさと記憶との関係
2 なつかしさが記憶に与える影響
3 なつかしい記憶の機能
4 なつかしさの臨床的応用
第7章 なつかしい記憶となつかしくならない記憶
1 なつかしい思い出
2 最初の調査――中学生と卒業生の記憶
3 さらなる調査――思い出の中の事物と面積の関係
4 なつかしくならない記憶
執筆者
楠見 孝【第1章】
川口 潤【第2章】
牧野 圭子【第3章】
杉森 絵里子【第4章】
松田 憲【第5章】
瀧川 真也【第6章】
仲 真紀子【第7章】
【著者紹介】
京都大学大学院教育学研究科教授
内容説明
過去がいつの間にか美化されているのはなぜか。久しぶりに訪れた小学校が縮んで見える?体験していない大正時代がなつかしいのはなぜか。なつかしさを感じる商品はよく売れる?記憶の不思議を科学で解明!面白くてためになる心理学叢書第2弾。時空間を飛び越える記憶に迫る!
目次
第1章 なつかしさの心理学―記憶と感情、その意義
第2章 人はなぜなつかしさを感じるのか
第3章 消費者行動研究からみたノスタルジア
第4章 なつかしいものはどのように記憶に残るか
第5章 なつかしいものがなぜ好きになるのか
第6章 なつかしさと記憶、臨床的応用
第7章 なつかしい記憶となつかしくならない記憶
著者等紹介
楠見孝[クスミタカシ]
1959年生まれ。1987年学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程単位取得退学。現在、京都大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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