アタッチメント障害とその治療―理論から実践へ

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  • サイズ A5判/ページ数 335p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784414303001
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

ジョン・ボールビィの個人的歴史とアタチッメント理論の成り立ち、研究方法や発見、ケースへの応用を提示する。

目次

第1章 アタッチメント理論と基礎概念(歴史的概説;アタッチメント理論の概念の発達)
第2章 アタッチメント障害(アタッチメントと精神病理;アタッチメント障害の理論;診断マニュアルにおけるアタッチメント分類;アタッチメント障害の診断と類型)
第3章 アタッチメント・セラピー(治療理論;治療技法)
第4章 臨床実践からの治療例(妊娠前におけるアタッチメント障害の兆候;出産前のアタッチメント障害;出産後のアタッチメント障害;幼少期に起こるアタッチメント障害;小中学生のアタッチメント障害;青年期におけるアタッチメント障害;成人のアタッチメント障害;要約)
第5章 さらなる応用に向けて(家族療法;集団心理療法;教育;重要な問題)

著者等紹介

数井みゆき[カズイミユキ]
1985年ノーザン・ミシガン大学文理学部心理学科卒業。1991年メリーランド大学大学院(応用発達心理学専攻)修了(Ph.D.)。現在、茨城大学教育学部教授

遠藤利彦[エンドウトシヒコ]
1986年東京大学教育学部卒業。1992年東京大学大学院教育学研究科博士課程(教育心理学専攻)単位取得退学。現在、東京大学大学院教育学研究科准教授

北川恵[キタガワメグミ]
1993年京都大学教育学部卒業。1995年京都大学大学院教育学研究科修了。1998年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。2001年京都大学博士(教育学)。現在、甲南大学文学部准教授、京都大学博士(教育学)、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Bevel

1
アタッチメント理論とは、端的に言えば、心の混乱を、いわば心のよりどころ、安全基地形成との関係で説明するもの。じっくり時間をかけて(長いときは何年も)セラピストと患者のあいだで転移/逆転移関係を築くなかで、患者に安心感を与えつつ、周辺の人間関係を構造化し、そのなかで患者自身が辛いアタッチメント経験に近づく環境を整えるのは精神分析に近い。ただ、心理学実験に開かれている点と、性的なものを導入しない点で異なるという感じかしら。2020/03/03

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読んで良かった。自分の治療感の1つの柱として、アタッチメント理論はちゃんと吸収しときたいなぁ。時間があるときに、もっと事例を読み込んで実践に活かしたい。2009/10/11

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