内容説明
本書は故タジフェル(Tajfel,H.)の流れを汲むターナーと新進気鋭の共同研究者たちによる研究成果の集大成である。集団に関する古典的な心理学的諸理論に代わって、新理論によって集団形成と凝集性、社会的影響、社会的態度の極性化、群集行動と社会的ステレオタイプなどの集団現象や集合現象を包括的に解明している。
目次
第1章 問題の紹介―個人と集団
第2章 社会集団の再発見
第3章 自己カテゴリー化理論
第4章 社会的影響の分析
第5章 社会的アイデンティティと集団凝集性
第6章 社会的カテゴリーの顕著さ
第7章 社会的アイデンティティと集団極性化
第8章 社会的行為としての群集行動
第9章 結論