内容説明
科学捜査研究所において三十年余にわたり犯罪捜査に携わってきた著者が、自らの実務経験と研究成果をもとに、ポリグラフ鑑定の精神生理学的背景ならびにその法的評価を詳述する。警察官をはじめ検察官、弁護人、裁判官といった司法・犯罪捜査にかかわる人びとはもちろん、心理学・生理学・犯罪学・人類学など、広く好学の人たちを満足させる貴重な成書。
目次
第1章 虚偽検出の歴史
第2章 生理学的虚偽検出の変遷
第3章 ポリグラフ法の実際
第4章 検査質問法
第5章 虚偽の生理指標
第6章 虚偽検出の背景理論
第7章 虚偽検出の妥当性と信頼性
第8章 妥当性に影響する要因
第9章 虚偽検出の法的評価:アメリカ
第10章 虚偽検出の法的評価:日本
著者等紹介
山村武彦[ヤマムラタケヒコ]
1942年、兵庫県生まれ。1965年、関西学院大学理学部卒業。同年、兵庫県警察本部刑事部科学検査所(現科学捜査研究所)拝命、心理担当(ポリグラフ鑑定)。2003年、同所退職。兵庫医科大学非常勤講師。医学博士。1981年にアメリカ合衆国ユタ大学社会医学部門精神生理学教室客員研究員。研究領域は法精神生理学・犯罪捜査学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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