目次
序論 実験心理学の姿
第1部 心理学と生物学の対話―「いきもの」としてのヒトの根源を求めて(遺伝子と行動;神経活動と精神機能;神経伝達物質と行動)
第2部 行動研究の論理と実践―学習と動機づけをめぐって(学習心理学の過去・現在・未来;強化の見取り図;動機づけ行動研究の新展開)
第3部 行動研究の拡がり―新たな世紀に問いかけるもの(前頭連合野と行動決定;比較認知科学の目指すもの;実験異常心理学の挑戦―行動毒性学・行動奇形学)
著者等紹介
広中直行[ヒロナカナオユキ]
1956年山口県に生まれる。1979年東京大学文学部卒業。1984年東京大学大学院人文科学研究科心理学専攻単位取得退学。現在、専修大学文学部教授、専攻は実験心理学・精神薬理学
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感想・レビュー
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たかね@心理学
2
実験心理学の書。タイトルの「新しいかたち」として、後半部に脳科学、比較認知科学、異常心理学の3点を今までの実験心理学の発展として記述されている。実験の倫理から実験・理論まで。「なぜ」が明らかになるように書かれているため、読んでいて面白い。特に学習心理学の現象についての内容が構成と一致してとても分かりやすくなっている。また、Deciの内発的動機づけの反応遮断化理論による解釈、摂食行動及び動機づけ行動の馴化仮説など、新しく面白い知見を獲得できた。写真は少ないが、学習理論の図や神経科学の仮説の図が分かりやすい。2015/05/27
MasakiZACKY
1
実験心理学の方法論や研究をいくつか紹介した一冊。新しいかたちというか、現状の報告という感じ。基本的に動物実験に関してです。内容は(少なくとも門外漢には)かなり濃いので、流し読みして「そういう研究があるのか」という程度にしといた。でも技術の進歩でこれからますます発展してく分野だろうから、しっかりアンテナ張っておこう。2013/11/26
枕流だった人
0
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