目次
第1章 カサンドラ症候群と離婚(弁護士はどのように探したらよいのですか?;「離婚専門弁護士」はいるのですか? ほか)
第2章 発達障害の若者の困窮(どうして「仕事を探せるはず」との理由で生活保護の申請を受け付けないのでしょうか?;求職者支援制度とはどのような制度でしょうか? ほか)
第3章 独居高齢障害者の金銭被害(賃貸借契約書の特記事項にはどのような意味があるのでしょうか?;耐震診断報告書はどのような意味を持つのでしょうか? ほか)
第4章 職場ではパワハラによる自殺未遂(「管理監督者」になると法律的にどのような扱いになるのでしょうか?;弁護士は遠方からの依頼も受けてくれるのですか? ほか)
第5章 児童虐待による施設入所と家族再構築(虐待にはどのような種類があるのでしょうか?;虐待にはどのような傾向があるのでしょうか? ほか)
著者等紹介
鳥飼康二[トリカイコウジ]
1975年生まれ。京都大学農学部卒業、同大学院農学研究科修了。日本たばこ産業株式会社勤務を経て、一橋大学法科大学院修了後、2011年より弁護士登録(東京弁護士会、中野すずらん法律事務所)。2016年産業カウンセラー資格取得(一般社団法人日本産業カウンセラー協会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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・本書も労働訴訟のセカンドレイプ性を包み隠さず説明しておられて有難い。第4章:職場パワハラによる自殺未遂ケースでの尋問書き下しは、相手方弁護士の悪辣性も含め臨場感充分。裁判官の和解強要ムーブにも触れており実践的。 ・精神疾患当事者の訴訟断念自例の寂しさ「法律は私を助けてくれないのですね→死去」が通底している印象が快。第3章:独居高齢障害者の金銭被害(10代に統合失調症を発症した就労経験無70代男性が、亡親が残した持家を被欺罔喪失する事例)は上記自例のハッピーエンド化説例と拝察。民3条の意思能力が活きた。
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