出版社内容情報
誰も見たことがない世界をこの目で見てみたい、と思うのは有史以来、人間の本能の一つと言われている。そんな人一倍旺盛な好奇心を持ち、波乱万丈・空前絶後の体験を乗り越えた人々を日本の歴史の中から探し出し、その軌跡を辿った一冊。彼らはなぜその道を選んだのか。地図にない未知の世界で何を見たのか。なぜその名は、日本史に刻まれることになったのか…。「見聞録」でたどるニッポンの探検家・冒険家伝。
【目次】
内容説明
日本の歴史上、「地図にない世界」にたどりついた男たちがいた。あるものは、人一倍旺盛な好奇心から、未知の世界に自ら勇躍と飛び込んだ。あるものは、大海原での遭難、漂流の末に、運命に翻弄されながら、思いもよらぬ世界を目の当たりにすることになった。彼らはなぜその道を選んだのか。誰も見たことがない世界で何を感じ、何をなしとげたのか…。知られざる日本のすごい人列伝。
目次
1 空前絶後―冒険者は世界に飛び出す(太平洋を漂流後、ロシアを経て西回りで地球を一周した最初の日本人とは?;土佐沖から流され漂着した孤島で十二年も過ごした「無人島長平」;船が難破しアメリカへ―帰国後、日本の「新聞の父」となったジョセフ・ヒコ;「北海道」の名付け親・松浦武四郎は江戸時代を代表する探検家だった;幻の島への執念を南鳥島発見につなげた明治男の軌跡)
2 勇猛果敢―大義にかけた男たち(遣唐使の一人として海を渡った平群広成の東アジア放浪記;伊達政宗の命を受け欧州を訪れた支倉常長を帰国後に待ち受けていたもの;樺太探検で「間宮海峡」を発見した間宮林蔵のその後の人生の謎;シベリア抑留後、日本の感染症予防の先駆者となった中川五郎治;タッチの差で差開発の世界初の南極点到達を逃した白瀬矗の知られざる肖像)
3 波瀾万丈―運命に導かれた人々(江戸の後期、一触即発のロシアと平和外交を成立させた海商・高田屋嘉兵衛;世界との貿易で幕末日本を代表する豪商になった銭屋五兵衛の栄光と挫折;羽毛を採取するため小笠原諸島でアホウドリを乱獲した玉置半右衛門;ミクロネシアを探検した放蕩息子と戦国武将の末裔、二人の冒険譚の顛末)
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