出版社内容情報
日本の海底、湖底は、歴史の真相を雄弁に物語る遺物の宝庫。三方五湖(福井)で見つかった二つのタイムカプセル。元寇との激しい戦闘をいまに伝える鷹島(長崎)の水中遺跡。豊臣秀吉の時代、一夜で消えた瓜生島(大分)の謎と伝説……いっしょに時をこえた歴史探査の旅へ――。
内容説明
四方を海に囲まれた日本には、有史以前から近代に至るまで、何らかの事情で水のなかに沈んだ遺跡・遺物が数多く存在する。本書では、それらをひとつひとつ読み解きながら、隠された意味を探り、日本史の中に位置づけた。新しい歴史の見方に触れる本。
目次
1 「水中遺跡」が、日本史の謎を解くカギになる(琵琶湖(滋賀)の底に、世界でも珍しい湖底遺跡が眠っていた!
歌聖・柿本人麻呂伝説に彩られた石見の鴨島(島根)の全貌 ほか)
2 海底に沈む船には、歴史の痕跡が封印されている(瀬戸内海に沈んだ坂本龍馬の「いろは丸」に今も遺る幕末日本の記憶;明治時代に和歌山県沖で遭難したトルコ軍艦の水中捜査の行方 ほか)
3 数千、数万の時を超え、歴史の真実は、湖底に眠る(野尻湖(長野)で見つかった古代人とナウマンゾウの痕跡から分かること
三方五湖(福井)で見つかった二つのタイムカプセル ほか)
4 離島、人工島、幻の島…「島」には日本史の秘密が隠されている(明治末期から約四十年間だけ存在した「中ノ鳥島」をめぐる謎とは?;太平洋戦争前、地図には存在しない島が瀬戸内海にあった理由 ほか)
5 水の中に消えた歴史の真相を追え!(壇ノ浦に沈んだ三種の神器の「草薙剣」をめぐる奇跡の物語;ヴェールに覆われた琵琶湖の「水没村伝承」を読み解く ほか)
感想・レビュー
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ステビア
ふたば@睡眠の質改善に当たって、一番肝心なことから目を逸らしていてはいけない わかってるんだろ?