出版社内容情報
絶対他力、悪人正機、南無阿弥陀仏、浄土と往生…「悪人こそ浄土に生まれることができるのです」「念仏以外に救われる道はありません」…親鸞が門弟に直接伝えた、教えの真髄とは!人生に悩み、迷ったときにこそ救いとなる親鸞の言葉の数々を、ふんだんな写真と図版で紹介します。『歎異抄』原文・現代語訳、全文掲載。
内容説明
人生に悩み、迷った時にこそ救いとなる親鸞の言葉の数々!『歎異抄』原文・現代語訳、全文掲載。
目次
序章 『歎異抄』を読む前に―常識をくつがえす親鸞の教え
第1章 『歎異抄』とは何か
第2章 『歎異抄』と親鸞
第3章 『歎異抄』のキーワード
第4章 『歎異抄』を読み解く
第5章 『歎異抄』を生きた人々
付章 『歎異抄』原文
著者等紹介
加藤智見[カトウチケン]
1943年、愛知県尾西市(現一宮市)の真宗大谷派光専寺に生まれる。1966年、早稲田大学第一文学部卒業。1973年、早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。早稲田大学、東京大学講師、東京工芸大学教授などを経て、東京工芸大学名誉教授。光専寺住職。学道塾主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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残心
1
阿弥陀仏の本願は、善人よりも悪人が対象。 例えるとウルトラマンのよう。人を救うために修行して苦労を重ねている。 善人も悪人も縁によって今に至っているのだから、善人が良い人で、悪人が悪い人というわけではなく、たまたま運によって善悪が違っているだけ。 運が悪い悪人ほど救う必要がある。 ただ個人的意見として、浄土宗系は極楽浄土に行くことのみを中心としているけれど、この世での社会や道徳のことは考えなくてもよいのでしょうか。 与えられた運命の中で、少しでも世間とか社会を良くしようと考えるのは良いとすべきでしょう?2025/03/19