出版社内容情報
世界最高のビジネス書は、600年前の日本にあった!能を大成させた世阿弥は、「初心忘るべからず」「秘すれば花」などの言葉で知られており、その著書『花鏡』や『風姿花伝』も一般に演技論や芸術論だと思われています。しかし、これらは競争の激しい中世の芸能の世界でどう勝ち抜き、生き残るかを記した「戦略書」で、現代のビジネスでこそ活用すべきビジネス書でもあるのです。そこにはドラッカーの「マーケット思考」、ポーターの「競争戦略」など、ビジネスの極意が満載です。古典の叡智を活用して、あなたのビジネスを加速させてください。
内容説明
“最高のビジネス書”は600年前の日本にあった。古典の叡智は、サバイバルを生き抜く力になる。自分の価値を最大化する“核心の仕事術”。
目次
はじめに 世界最高のビジネス書は六〇〇年前の日本にあった
序章 なぜ世阿弥の書は最高のビジネス書だと言えるのか(世阿弥とは何者なのか;「マーケット意識」が芽生えた背景 ほか)
第1章 世阿弥が教えてくれる「マーケティングの極意」(“飽きられないこと”が何より大事―珍らしきが花;世阿弥が探り当てたイノベーションの本質 ほか)
第2章 世阿弥が教えてくれる「一生モノのビジネススキル」(スランプをどう乗りきるか―男時と女時;レパートリーとオリジナリティーの大切さ ほか)
第3章 世阿弥が教えてくれる「バリューの本質」(実力と勘違いされやすい「若さゆえの勢い」―時分の花と真の花;“初心忘るべからず”の本当の意味 ほか)
第4章 世阿弥の言葉は苦境にいるビジネスパーソンを救う(優秀なビジネスパーソンには「花」がある―花を知らんと思はば、まづ種を知るべし;仕事人生の“勝負どころ”を見極める―一期の境、ここなり ほか)
著者等紹介
大江英樹[オオエヒデキ]
1952年大阪府生まれ。野村證券で定年まで勤めた後に退職し、2012年以降、経済コラムニストとして執筆や講演活動を続けている。世阿弥を知るきっかけになったのは、学生時代に活動をしていた演劇を通じて『風姿花伝』と出会ったこと。その後、演劇の世界とは離れたものの、ビジネスにおいて世阿弥の思考や行動に強い影響を受けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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