出版社内容情報
コロナ後遺症としても注目される「慢性疲労症候群」。24時間365日全身を激しい痛みと倦怠感が襲い、ほぼ寝たきり状態になる難病。だれでも突然発症する可能性があり、治療法はまだない。本書は慢性疲労症候群の著者が、病気と向き合い気づいた「人生で大事なこと」をまとめる一冊。漫画『ちはやふる』作者・末次氏推薦!
内容説明
ある日、フライパンが持てなくなりました。私は数年前に「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」(ME/CFS)という病気になりました。最近は、新型コロナウイルス感染症の後遺症として取り上げられることがあり、少しずつこの病気の名前をテレビやインターネットで目にすることも多くなったと思います。この病気になってからは、24時間365日、消えない倦怠感と体中の激しい痛みを感じながら過ごしています。実は、この病気には治療法がありません。この病気になって数年間、私は生きることに絶望していました。絶望の中、どうやって「生きたい気持ち」を育てられたのか、寝たきりでも「毎日幸せ」と言えるのはなぜか―。生きる強さを見つける方法が詰まった珠玉のメッセージ。
目次
第1章 思いがけず、寝たきりになりました(ただの疲労じゃなかった「慢性疲労症候群」;楽しんできたのは、余白なしの人生;ある日、フライパンが持てなくなりました ほか)
第2章 自分を大切に生きる10のヒント(自分を大事にするって、こういうことなんだ;毎日、ハグする;「弱くていい!」と決めてみる ほか)
第3章 どんなに泣いても最後は笑って、また、ぼちぼち生きてみよう(今、つらいあなたへ;言葉が心に寄り添ってくれる;「死にたい」しか思えなくなった日は ほか)
著者等紹介
横山小寿々[ヨコヤマコスズ]
作家。静岡県出身。幼い頃から体力に自信がなく、体質改善のために、ボディケア、アロマセラピー、ヒーリングヨガ、レイキなどを学ぶ。学んだ知識を実践することで体がラクになった経験から、不調に悩んでいる方のサポートを決意。ボディケア・メンタルケアを行うカウンセリングルーム「心の葉―konoha」を開業。20年間Happy Lifeコーディネーター・セラピストとして、多くの人の心と体のケアをしてきた。ある日突然、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群になり、24時間全身を襲うはがしい痛みと倦怠感でほぼ寝たきり生活となる。病気と向き合いながら、自分の経験が誰かの生きるヒントになるのでは?とSNSをメインに執筆活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。