出版社内容情報
腰痛、ひざ痛、首こりなど、なんらかの慢性痛で悩んでいる人は全国で約2000万人以上、日本人のおよそ5人に1人に上ります。
痛みの原因となるようなケガや病気はとっくに治っているのに、痛みだけが消えずに続いている状態が慢性痛。目安は3か月以上続く痛みです。
痛み治療の第一人者の牛田教授によると、「慢性的な痛みは脳が感じている」そうです。
脳は「痛い」と感じるだけでなく、痛いから「苦しい」といった感情も生みます。すると、痛みの元々の原因だった病気やケガが治ってたあとにも、一種の記憶として神経回路に残ってしまい、さらなる複雑な痛みを発し続けるというのです。
本書では、慢性痛が生まれるメカニズム、痛みの心理的・社会的な影響、痛みの連鎖を断ち切る思考法、日ごろの生活で痛みをやわらげる方法などを、慢性的な痛みに悩むすべての人に向けて伝えていただきます。
内容説明
「痛みの悪循環」を抜け出せばラクになる。腰痛、ひざ痛、肩こり、首痛…慢性的な痛みは「脳」が作っている!「痛み治療」の名医が教える、慢性痛を克服する方法。
目次
第1章 慢性的な痛みは脳が感じている(日本人の5人に1人は、慢性疼痛に悩んでいる;多くの患者さんが病院を渡り歩いている ほか)
第2章 脳に働きかけて慢性疼痛を克服する(慢性疼痛がなかなか良くならない患者さんの思考パターン;痛みをゼロにしようと考えず、痛みからフォーカスをはずしてみる ほか)
第3章 運動で痛みの悪循環から抜け出す(人間の体は、本来50歳くらいで終了している;痛みをなくすのではなく、痛みで困らなくする ほか)
第4章 ケガや病気が治っても、なぜ「痛い」のか(非常にやっかいな痛み、神経障害性疼痛やCRPS;神経障害性疼痛の中でも特につらい、卒中後疼痛 ほか)
第5章 慢性疼痛治療の今とこれから(1年に1回はきちんと検査する;“効かない薬”を飲み続けても治らない ほか)
著者等紹介
牛田享宏[ウシダタカヒロ]
1966年、香川県生まれ。愛知医科大学医学部教授、同大学病院副院長、学際的痛みセンター長・運動療育センター長を兼任。医学博士。1991年、高知医科大学(現高知大学医学部)を卒業後、神経障害性疼痛モデルを学ぶため1995年に渡米。テキサス大学医学部客員研究員、ノースウエスタン大学客員研究員、高知大学整形外科講師を経て、2007年、愛知医科大学教授に就任。愛知医科大学学際的痛みセンター長。厚生労働省の政策研究班の班長、国際疼痛学会の評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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